Yellowcedar

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建材

ベイヒバ:知っておきたい木材知識

ベイヒバは、ヒノキの仲間で、米ひばとも呼ばれる針葉樹です。北アメリカ西海岸の湿潤な地域が原産で、日本ではあまりなじみのない名前かもしれませんが、優れた性質を持つ木材として注目を集めています。 ベイヒバという名前は、かつてイギリスの探検家、バンクーバーがアメリカ大陸北西岸を探検した際に、現地のインディアンがカヌーを作っていた木を「ベイヒバ」と呼んでいたことに由来します。バンクーバーはこの木をヒノキの一種と誤って判断し、ベイマツと名付けましたが、後にベイヒバと呼ばれるようになりました。 木材の色は美しい黄色で、辺材と呼ばれる木の外側の部分は白っぽい色をしていますが、中心部の心材は淡い黄色をしており、時が経つにつれて、この心材の色はさらに濃く、深みのある色へと変化していきます。この色の変化もベイヒバの魅力の一つと言えるでしょう。 また、ベイヒバは独特の良い香りを持つことでも知られています。この香りは、心を落ち着かせる効果があるとされ、森林浴で親しまれるヒノキと同じ仲間であることから、リラックス効果が期待できると言われています。さらに、この香りは防虫効果も持ち合わせており、虫から木材を守り、建材としての寿命を長く保つことにも役立っています。 耐久性も高く、水にも強いため、屋外での使用にも適しています。腐りにくく、シロアリなどの害虫にも強いことから、デッキ材や外壁材など、過酷な環境にさらされる場所で使用されることが多いです。また、加工もしやすいため、様々な用途に利用されています。 このように、ベイヒバは美しさ、香り、耐久性など、多くの優れた特徴を持つ木材です。家造りやリフォームを検討する際には、ぜひ選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。