
快適なお湯を!給湯器の選び方
お湯を沸かす機械には、様々な種類があり、それぞれに長所と短所があります。大きく分けて、電気、ガス、灯油、太陽熱を使ったものなどがあり、自分に合ったものを選ぶことが大切です。
電気でお湯を沸かすものは、導入費用が比較的安く済む上に、設置場所を選びません。どこにでも置けるので、便利です。しかし、お湯を沸かす力がガスやお湯に比べると弱いため、大家族や一度にたくさんのお湯を使うご家庭には不向きかもしれません。
ガスでお湯を沸かすものは、勢いよくお湯を沸かすことができるのが魅力です。また、ランニングコスト、つまり維持費用も比較的安い傾向にあります。都市ガスが使える地域であれば、ガス管と繋ぐだけで使える手軽さもメリットです。プロパンガスを利用する場合は、ガスボンベの設置場所が必要になります。
灯油でお湯を沸かすものは、寒い地域でも安定してお湯を供給できるのが強みです。灯油は備蓄できるので、災害時にも安心です。ただし、灯油を貯めておくタンクの設置場所を確保する必要があります。
太陽の熱でお湯を沸かすものは、太陽の光エネルギーを使うので、環境に優しく、維持費用も抑えられます。地球にも家計にも優しいと言えるでしょう。しかし、導入費用が高く、天候に左右されるのが難点です。雨や曇りの日には十分にお湯を沸かせないこともあるため、補助的な熱源が必要になる場合もあります。
お湯を沸かす機械を選ぶ際には、家族の人数や、お湯を使う頻度、設置場所、導入費用と維持費用などを総合的に考える必要があります。家族が多いご家庭では、一度にたくさんのお湯を使えるものが良いでしょう。シャワーをよく使うご家庭では、水量を安定させる機能のついたものが快適です。設置場所については、室内に置くか屋外に置くかで選ぶことができます。室内に置く場合は、場所を取らない反面、換気が必要になります。屋外に置く場合は、設置場所の確保が必要ですが、換気の心配はありません。導入費用と維持費用は、事前にしっかり確認しておきましょう。