
雨に強い照明:防雨型器具
家の外観を美しく照らしたり、庭の安全を守ったり、屋外で活躍する照明器具は実に様々です。用途や設置場所に合わせてピッタリの器具を選ぶことが大切です。特に屋外で使う場合は、雨や風に耐えられる丈夫さも考える必要があります。屋外で使う照明器具を選ぶ際には、まず設置場所の環境を把握しましょう。屋根がある場所に設置するのか、それとも雨風に直接さらされる場所なのかで、選ぶべき器具の種類が変わってきます。
雨風に直接さらされる場所には、『防雨型器具』を選びましょう。防雨型器具は、雨に濡れても安全に使えるように設計されているので、屋外での使用に最適です。防雨型の器具には、防水性能を表す保護等級(IP等級)が表示されています。この等級は、数字が大きいほど防水性能が高いことを示しています。設置場所の雨風の強さに合わせて、適切なIP等級の器具を選びましょう。例えば、直接雨がかかる場所にはIPX4以上の等級の器具を選ぶと安心です。
また、器具の材質にも注目しましょう。屋外で使う器具は、紫外線や雨風による劣化に強い材質を選ぶことが大切です。例えば、アルミやステンレスなどの金属製の器具は耐久性に優れています。樹脂製の器具は軽量で扱いやすいですが、金属製に比べると耐久性が劣る場合があるので、設置場所の環境に合わせて選びましょう。
さらに、照明の色や明るさも重要な要素です。家の外観を美しく演出したい場合は、暖かみのある色合いの照明を選ぶと落ち着いた雰囲気を醸し出せます。一方、防犯対策として照明を設置する場合は、明るく白い光で周囲を照らすことで、侵入者を抑止する効果が期待できます。
このように、屋外照明を選ぶ際には、設置場所の環境、防水性能、材質、色や明るさなど、様々な要素を考慮する必要があります。それぞれの条件に合った器具を選ぶことで、安全で快適な屋外空間を演出することができます。