無等級材

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建材

無等級材とは?そのメリット・デメリット

木材を選ぶ時、品質や強度の基準を知っておくことは大切です。よく耳にする「等級材」とは、日本農林規格(JAS)によって定められた基準を満たした木材のことです。木材の見た目や強度を検査し、それぞれの基準に応じて等級が付けられます。代表的なものには、人の目で見て判断する「目視等級材」と、機械で強度を測る「機械等級材」があります。 一方、「無等級材」とは、このJASの等級審査を受けていない木材のことです。つまり、品質の保証がされていない木材と言えるでしょう。等級材のように厳密な検査を経ていないため、無等級材は品質にばらつきがあります。同じ木材でも、強度が十分なものもあれば、そうでないものも含まれている可能性があります。また、見た目の美しさにもばらつきがあるでしょう。 無等級材を使う一番のメリットは、価格の安さです。等級材に比べて、手に入りやすい価格で流通しています。しかし、品質のばらつきがあるため、使用する際には注意が必要です。例えば、家の重要な骨組み部分に使うには適していません。強度が不足している場合、家の安全性に関わるからです。一方、見た目が重要でない場所に使う、あるいはDIYでちょっとした家具を作るなどには向いているでしょう。また、事前に木材の状態をよく確認することも重要です。ひび割れや腐朽がないか、十分な強度がありそうかなどを自分の目で確かめることで、リスクを減らすことができます。 このように、無等級材は価格の安さが魅力ですが、品質のばらつきを理解した上で使うことが大切です。用途や目的に合わせて、等級材と無等級材を賢く使い分けるようにしましょう。