内部足場

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工法

安全な家づくりの要、足場を学ぶ

家づくりやリフォームを行う際に、なくてはならないものの一つに「足場」があります。家やビルなどの高い場所で作業をする職人さんのために、一時的に設置される作業用の床や通路のことです。建物の周りに組まれるイメージが強いですが、実は用途や場所、建物の形状によって様々な種類があります。 一般的に、建物の外壁塗装や屋根の修理、窓の交換など、建物の外側で作業をする際に用いられるものを「外部足場」と呼びます。外部足場は、建物の高さ全体を覆うように組み立てられ、複数の階層から構成される場合が多く、職人さんが安全かつ効率的に移動できるようになっています。材質は鉄やアルミなどが用いられ、耐久性や耐荷重性に優れているものが選ばれます。 一方、室内の壁や天井の工事、照明器具の設置など、建物内部の作業に用いられるものを「内部足場」と呼びます。外部足場に比べて規模は小さいですが、これも高所作業の安全を確保するために重要な役割を果たします。移動式の足場や、脚立なども内部足場に含まれます。 足場は、高所作業の安全性を確保するだけでなく、作業効率を高める上でも重要な役割を担っています。足場があることで、職人さんは安定した足場を確保し、両手を自由に使えるようになります。そのため、工具の操作や材料の運搬などがスムーズに行え、作業のスピードと質の向上に繋がります。しっかりとした足場があってこそ、安心して工事を進めることができるのです。