レバーハンドル:使いやすさとデザイン性を両立

レバーハンドル:使いやすさとデザイン性を両立

リフォームを知りたい

先生、レバーハンドルって、普通のドアの取っ手と何が違うんですか?

リフォーム研究家

良い質問だね。普通の取っ手は握って回すよね?レバーハンドルは、レバーを下げて押したり引いたりすることで開けるんだよ。力の弱いお年寄りやお子さんでも簡単に開け閉めできるのがメリットなんだ。

リフォームを知りたい

なるほど!高齢者や子供にも使いやすいんですね。他に何かメリットはありますか?

リフォーム研究家

デザインが多様で、家の雰囲気に合わせて選べるのもメリットの一つだね。それと、最近のレバーハンドルは、鍵の閉め忘れを防ぐ機能が付いているものもあるんだよ。

レバーハンドルとは。

とって部分の金具で、てこのような形をした持ち手を下げて、押したり引いたりすることでドアの開け閉めをする『てこ式とって』という部品について、家の改修と新築に関して説明します。

握り玉との違い

握り玉との違い

ドアの開閉に使う取っ手といえば、昔からなじみ深いのは握り玉でしょう。握り玉は丸いつまみを握って回すことで、ドアの鍵を開け閉めする仕組みです。しかし、この握り玉には、いくつか不便な点があります。例えば、握る力が弱い方、特に小さなお子さんやお年寄りの方は、握り玉を回すのに苦労することがあります。また、手が濡れていたり、買い物袋などで手がふさがっている時なども、握り玉をスムーズに操作するのは難しいものです。

一方、近年注目を集めているのがレバーハンドルです。レバーハンドルは、文字通り、レバーを握ったり押し下げたりすることで、ドアの開閉を行います。握り玉と比べて、軽い力で操作できるのが大きな特徴です。そのため、握力の弱い方でも楽にドアを開閉できますし、手が濡れていたり荷物を持っている時でも、肘や腕を使って操作できるので便利です。小さなお子さんやお年寄りだけでなく、どなたにとっても使いやすい、ユニバーサルデザインの観点からも優れた取っ手と言えるでしょう。

さらに、レバーハンドルはデザインの多様性にも富んでいます。シンプルなものから、装飾性の高いもの、様々な材質のものまで、幅広い種類が販売されています。住まいの雰囲気や好みに合わせて、ぴったりのレバーハンドルを選ぶことができます。家の外観だけでなく、内装にもこだわることで、より快適で心地よい空間を演出できるでしょう。

握り玉からレバーハンドルへの交換は、大掛かりな工事の必要がなく、比較的簡単にできるリフォームです。費用もそれほど高くなく、住まいの快適性を手軽に向上させる方法として、人気を集めています。毎日使うものだからこそ、使いやすさ、そしてデザインにもこだわって、より快適な住まいを実現しましょう。

項目 握り玉 レバーハンドル
操作方法 つまみを握って回す レバーを握ったり押し下げたりする
操作性 握力が必要、手が濡れている時や荷物を持っている時は操作しにくい 軽い力で操作可能、手が濡れていたり荷物を持っていても操作しやすい
適合性 握力の弱い方(子供やお年寄り)には不向き ユニバーサルデザインの観点から誰にとっても使いやすい
デザイン 種類が少ない 多様なデザイン、材質が豊富
リフォーム 比較的簡単、費用も高くない

様々な種類

様々な種類

ドアの取っ手として広く使われているレバーハンドルは、実に様々な種類があります。その種類は、材料、形、模様など多岐に渡り、住まいの雰囲気や使い勝手に合わせて選ぶことができます。

まず、レバーハンドルの材料について見てみましょう。よく使われるのは真鍮、ステンレス、アルミです。それぞれの材料によって、見た目や持ち、丈夫さなどが大きく変わってきます。真鍮は高級感があり、使い込むほどに独特の色合いに変化していくため、アンティークな雰囲気を好む方に人気です。一方、ステンレスは錆びにくく、汚れも落としやすいので、清潔さを保ちたい場所に最適です。また、アルミは軽くて丈夫な上、価格も手頃なので、手軽に取り替えたい方におすすめです。

次に、レバーハンドルの形も様々です。まっすぐな形のものから、ゆるやかにカーブを描いたもの、角張ったものまで、実に多くの形があります。シンプルな形はどんなドアにも合わせやすく、すっきりとした印象を与えます。一方、装飾的な曲線を持つものは、空間に優雅さを加えたい場合にぴったりです。このように、家の雰囲気や好みに合わせて形を選ぶことができます

さらに、近年は機能面も進化しています。抗菌作用のある材料を使ったレバーハンドルや、スマートフォンと連携して鍵の開け閉めができるものも登場しています。特に、抗菌ハンドルは小さなお子さんや高齢者のいる家庭で注目を集めています。また、スマートフォンで鍵を操作できるスマートロック対応のものは、鍵の閉め忘れを防いだり、外出先から鍵を開けることができるなど、防犯性と利便性を高めることができます。

このように、レバーハンドルは単なるドアの取っ手ではなく、住まいの安全や快適さを左右する重要な要素です。様々な種類の中から、自分の家にぴったりのレバーハンドルを選んで、より暮らしやすい住まいを実現しましょう。

項目 種類 特徴 おすすめポイント
材質 真鍮 高級感, 経年変化, アンティークな雰囲気 アンティークな雰囲気が好きな方
ステンレス 錆びにくい, 汚れにくい, 清潔 清潔さを保ちたい方
アルミ 軽い, 丈夫, 手頃な価格 手軽に取り替えたい方
まっすぐ シンプル, どんなドアにも合わせやすい すっきりとした印象を与えたい方
曲線 装飾的, 優雅 空間に優雅さを加えたい方
機能 抗菌 抗菌作用 小さなお子さんや高齢者のいる家庭
スマートロック対応 スマホ連携, 鍵の開閉, 防犯性, 利便性 防犯性と利便性を高めたい方

選び方のポイント

選び方のポイント

住まいの印象を左右する大切な要素の一つに、ドアの取っ手、つまりレバーハンドルがあります。どのようなレバーハンドルを選ぶかで、使い勝手はもちろん、お部屋の雰囲気も大きく変わります。そこで、レバーハンドル選びのポイントをいくつかご紹介します。

まず第一に考えたいのは、使いやすさです。毎日何度も触れる部分だからこそ、握りやすさは重要なポイントです。手にしっくりとなじむ形、大きさ、そして滑りにくい素材を選びましょう。小さなお子さんやご高齢の方がいるご家庭では、特に軽い力で操作できるものがおすすめです。握力が弱くてもスムーズに開閉できるものを選び、安全で快適な暮らしをサポートしましょう。

次にお部屋の雰囲気との調和も大切です。ドアの形状や色、そしてお部屋全体のインテリアとのバランスを考えて、最適なデザインを選びましょう。木材や金属、陶磁器など様々な素材がありますので、それぞれの質感や色合いを比較し、ご自身の好みに合ったものを選びましょう。シンプルなデザインのものから、装飾性の高いものまで、幅広い選択肢があります。

防犯性も忘れてはならないポイントです。空き巣などの侵入を防ぐためには、サムターン付きのレバーハンドルや、鍵穴を隠すことができるカバー付きのものがおすすめです。また、最近ではスマートフォンと連携して鍵の開け閉めができる、先進的な商品も登場しています。防犯対策をしっかり行い、安心して暮らせるようにしましょう。

最後に、設置場所によっては耐火性も考慮する必要があります。火災が発生した場合、高温にさらされても変形しにくい素材を選ぶことで、避難経路を確保することができます。

これらのポイントを踏まえ、ご自身の住まいに最適なレバーハンドルを選び、快適で安全な暮らしを実現しましょう。

ポイント 詳細
使いやすさ 握りやすさ(形、大きさ、滑りにくい素材)、軽い操作性
雰囲気との調和 ドア/部屋とのバランス、素材(木材、金属、陶磁器など)、デザイン
防犯性 サムターン付き、鍵穴カバー、スマートロック連携
耐火性 高温に強い素材

取り付けについて

取り付けについて

握り玉からレバーハンドルへの交換は、比較的簡単な作業で、ご自身で取り組むことも可能です。多くの場合、ご家庭にあるプラスドライバーやマイナスドライバーといった工具で十分です。まずは、既存の握り玉をドアから取り外します。この時、ネジを緩める方向や握り玉の構造をよく確認してから作業を進めましょう。

ドアの厚みや形状によっては、特殊な工具が必要になる場合もあります。例えば、ドアの内部構造が複雑な場合や、特殊なネジが使用されている場合は、専用の工具が必要となることがあります。工具の種類が分からない場合や、作業に不安がある場合は、無理せず専門の業者に依頼することをお勧めします。

専門業者であれば、お客様のご要望やドアの状態に合わせて最適なレバーハンドルを選定し、確実な取り付け作業を行ってくれます。また、取り付け後の微調整や定期的なメンテナンスにも対応してくれるため、レバーハンドルを長く快適に使うことができます。

ご自身で作業を行う場合は、事前にドアの寸法や構造をしっかりと確認し、必要な工具を準備しましょう。作業手順が分からない場合は、説明書をよく読んだり、インターネットで情報収集したりするのも良いでしょう。また、作業中にドアを傷つけないように、養生テープなどで保護することも大切です。

レバーハンドルは、握り玉に比べて開閉が容易で、特に小さなお子さんやお年寄りのいるご家庭では、安全面からもおすすめです。デザインも豊富なので、ご自宅の雰囲気に合わせた商品を選ぶことができます。交換費用や工事期間についても、事前に業者に見積もりを依頼しておくと安心です。

項目 内容
握り玉からレバーハンドルへの交換 比較的簡単な作業で、DIYも可能。プラスドライバーやマイナスドライバーで十分なことが多い。
ドアの厚みや形状 特殊な工具が必要な場合もあるため、注意が必要。
専門業者への依頼 ドアの状態に合わせたレバーハンドル選定、確実な取り付け、微調整、定期メンテナンスなどのメリットがある。
DIYの場合 ドアの寸法や構造の確認、必要な工具の準備、説明書やインターネットでの情報収集、ドアの保護などが重要。
レバーハンドルのメリット 握り玉より開閉が容易で、特に子供やお年寄りに安全。デザインも豊富。
費用と期間 事前に業者に見積もりを依頼すると安心。

まとめ

まとめ

握り玉からレバーハンドルへの交換は、住まいの快適さを大きく向上させるリフォームです。握り玉は、握力が弱い方や、手が濡れている時、荷物を持っている時など、開閉に苦労することがあります。一方、レバーハンドルは、肘や腕で軽く押し下げるだけで簡単に開閉できるため、小さなお子さんからお年寄りまで、誰もが楽に使うことができます。また、近年増加している高齢者や障害を持つ方のいる家庭では、バリアフリー化の一環としても有効な手段と言えるでしょう。

レバーハンドルは、デザインの豊富さも魅力の一つです。シンプルなものから装飾性の高いもの、様々な材質や色のものまで、幅広い選択肢があります。住まいの雰囲気に合わせて選ぶことで、玄関ドアや室内ドアのイメージを一新し、より洗練された空間を演出することができます。

防犯面でもレバーハンドルは優れています。握り玉は、針金などを用いて不正に解錠されるリスクがありますが、レバーハンドルは、防犯性に優れた構造のものも多く、空き巣などの犯罪抑止効果が期待できます。

レバーハンドルの取り付けは、一見簡単そうに見えますが、下準備や調整が必要な場合もあり、専門知識が必要です。取り付けに失敗すると、ドアの開閉がスムーズにいかなくなったり、防犯性能が低下する可能性があります。そのため、DIYに慣れていない方は、無理せず専門業者に依頼することをお勧めします。専門業者は、豊富な経験と知識に基づいて、適切なレバーハンドルを選び、確実な施工を行います。また、ドアの調整や修理なども合わせて行うことができるため、より安全で快適な住まいを実現することができます。費用の面でも、プロの視点から最適な提案をしてくれるため、結果的に無駄な出費を抑えることができるでしょう。

メリット デメリット
  • 開閉が楽になる(握力の弱い方、手が濡れている時、荷物を持っている時など)
  • 高齢者や障害を持つ方のいる家庭でのバリアフリー化に有効
  • デザインが豊富で、住まいの雰囲気に合わせて選べる
  • 防犯性に優れた構造のものが多い
  • 取り付けには専門知識が必要
  • DIYでの取り付け失敗は、開閉不良や防犯性能低下につながる可能性がある