洗面台下の収納:ベースキャビネット徹底解説

洗面台下の収納:ベースキャビネット徹底解説

リフォームを知りたい

先生、「ベースキャビネット」って、洗面台の下にある収納棚のことですか?

リフォーム研究家

そうだね。洗面台の下にある収納棚のことを「ベースキャビネット」と言うよ。洗面ボウルや蛇口が付いているものと、収納だけのものがあるんだ。

リフォームを知りたい

なるほど。じゃあ、洗面ボウルと蛇口が付いているのと、付いていないのとでは、何か違いがあるんですか?

リフォーム研究家

洗面ボウルと蛇口が付いているベースキャビネットは、いわば洗面台本体となる部分だね。収納だけのベースキャビネットは、洗面台の下に置く追加の収納棚として使うことが多いよ。つまり、用途に合わせて選ぶ必要があるんだ。

ベースキャビネットとは。

洗面所を新しくしたり、家を建てたりするときに出てくる言葉、『土台となる棚』について説明します。これは洗面台の下にある、床に置くタイプの棚のことです。洗面台と蛇口が付いているものと、単に物をしまうだけのものがあります。

ベースキャビネットとは

ベースキャビネットとは

洗面所は毎日の生活で欠かせない場所です。だからこそ、快適で使いやすい空間にしたいですよね。その快適さを大きく左右する要素の一つがベースキャビネットです。ベースキャビネットとは、洗面化粧台の土台となる、床に置くタイプの収納庫のこと。洗面ボウルや蛇口が一体となっているものと、収納機能に特化したものがあります。

まず、洗面ボウルと一体型のベースキャビネットは、洗面所の顔とも言える重要な部分です。朝晩の身支度で使う場所なので、使い勝手をよく考えて選びましょう。ボウルの深さや広さ、水栓の位置などは、実際に使う場面を想像してみるのが大切です。また、毎日目に触れる場所だからこそ、デザイン性も重要なポイントです。素材や色、形など、洗面所全体の雰囲気との調和を意識して選びましょう。

次に、収納に特化したタイプのベースキャビネットは、限られた洗面所の空間を有効に使うための強い味方です。タオルや洗剤、掃除用具など、洗面所で使う様々なものを収納できます。最近では、収納力を最大限に高める工夫が凝らされた商品が多くあります。例えば、奥行きを深くした棚や、様々な大きさの引き出しなど、収納したい物に合わせて最適なタイプを選ぶことができます。また、キャビネットの高さも重要です。小さなお子さんや高齢の方がいるご家庭では、使いやすい高さのものを選ぶと良いでしょう。

ベースキャビネットを選ぶ際には、洗面所の広さも考慮に入れる必要があります。大きなキャビネットは収納力が高い反面、圧迫感を与えてしまう可能性があります。設置場所の寸法をしっかりと測り、適切な大きさのものを選びましょう。さらに、素材にも注目しましょう。水を使う場所なので、水に強く、お手入れしやすい素材を選ぶことが大切です。

このように、ベースキャビネットは、デザイン性だけでなく、機能性や収納力も兼ね備えた、洗面所にとって無くてはならない存在です。ご自身の生活スタイルや好みに合わせて、最適なベースキャビネットを選び、快適な洗面所を実現しましょう。

種類 ポイント 詳細
洗面ボウル一体型 使い勝手 ボウルの深さ・広さ、水栓の位置などを考慮
デザイン性 素材、色、形などを洗面所全体の雰囲気と調和させる
収納特化型 収納力 奥行きのある棚、様々な大きさの引き出し
高さ 使用者に合わせた高さ
洗面所の広さ 設置場所の寸法を測り、適切な大きさを選ぶ
素材 水に強く、お手入れしやすい素材を選ぶ

種類と選び方のポイント

種類と選び方のポイント

洗面台の下に設置するベースキャビネットを選ぶ際には、いくつかの大切なポイントを踏まえる必要があります。まず第一に、洗面所の広さや配置をしっかりと確認しましょう。狭い場所に大きなキャビネットを設置すると、圧迫感を感じたり、動きづらくなることがあります。逆に、広い場所に小さなキャビネットを設置すると、物足りなさを感じてしまうかもしれません。設置場所の正確な寸法を測り、空間に合った適切な大きさのキャビネットを選びましょう。第二に、家族の人数や生活の仕方も考慮しましょう。家族が多く、洗面所で使う物が多い場合は、収納スペースがたっぷりある、引き出しの数が多いタイプや奥行きのあるタイプが便利です。タオルや洗剤、化粧品など、必要な物をすべて収納できるか確認しましょう。一人暮らしや、洗面所で使う物があまり多くない場合は、コンパクトなタイプで十分でしょう。三つ目に、洗面所の雰囲気に合うデザインを選びましょう。木目調、白、黒など様々な色や、様々な形のキャビネットがあります。洗面所全体の雰囲気と調和する素材、色、形を選び、統一感のある空間にしましょう。おしゃれな空間にしたい場合は、デザイン性の高いキャビネットを選ぶと良いでしょう。四つ目に、使いやすさも大切です。毎日使うものなので、扉の開け閉めがしやすいか、引き出しがスムーズに動くかなど、使い勝手が良いかを確認しましょう。棚の高さを変えられたり、奥行きを調整できるタイプは、収納する物に合わせて使いやすく、無駄なスペースをなくすことができるのでおすすめです。毎日の身支度を快適にするために、これらのポイントを踏まえて、自分にぴったりのベースキャビネットを選びましょう。

ポイント 詳細
洗面所の広さと配置 洗面所の寸法を測り、空間に合ったサイズのキャビネットを選ぶ。
家族の人数と生活の仕方 家族が多い場合は収納力のあるタイプ、少ない場合はコンパクトなタイプを選ぶ。
洗面所の雰囲気 洗面所全体の雰囲気と調和する素材、色、形のキャビネットを選ぶ。
使いやすさ 扉の開閉、引き出しの動き、棚の高さ調整、奥行き調整などを確認する。

素材とデザイン

素材とデザイン

洗面化粧台の土台となるベースキャビネットは、主に木材と樹脂の二種類があります。木材は重厚感や温かみがあり、長く使える丈夫さを備えています。しかし、水に弱い性質があるため、水はね対策として防水加工が施されているか、こまめな拭き掃除が必要です。特に洗面ボウル周辺は水がかかりやすいので注意が必要です。樹脂製は水に強く、汚れも簡単に落とせるので、日々のお手入れの手間を省きたい方に適しています。ただし、木材に比べて見た目が軽く感じられることもあるため、洗面所の全体の雰囲気との調和をよく考えて選びましょう。

近年では、樹脂製でありながら天然木のような見た目と質感を再現した製品も増えており、デザイン性と機能性を両立させた選択肢も広がっています。木材風の温もりと樹脂の扱いやすさを兼ね備え、人気を集めています。

デザインも多種多様で、すっきりとしたシンプルなものから、細やかな装飾が施されたものまで幅広く展開されています。ご自宅の洗面所の広さや雰囲気に合わせて、ぴったりのデザインを選ぶことができます。例えば、狭い洗面所には圧迫感を与えないシンプルなデザイン、広い洗面所には存在感のある豪華なデザインなど、空間とのバランスを考慮することが大切です。

色の選択肢も豊富で、清潔感のある白、温かみのある木目調、個性的な色など、様々な色合いから選ぶことができます。壁や床の色との組み合わせを考え、統一感のある空間に仕上げることも、自分らしい個性的な空間を演出することも可能です。最近は、くすみのある色や中間色など、ニュアンスのある色合いも人気です。

素材やデザインだけでなく、収納力や使い勝手も考慮して、ご自身の生活スタイルに合ったベースキャビネットを選びましょう

項目 木材 樹脂 樹脂(木目調)
特徴 重厚感、温かみ、丈夫
水に弱い(防水加工、拭き掃除必要)
水に強い、汚れが落ちやすい
見た目が軽い
水に強い、汚れが落ちやすい
天然木のような見た目と質感
デザイン シンプル~装飾あり シンプル~装飾あり シンプル~装飾あり
白、木目調、個性的な色など 白、木目調、個性的な色など 白、木目調、個性的な色など
その他 人気

設置とメンテナンス

設置とメンテナンス

台所の収納家具の設置は、専門の業者にお願いすることを強くお勧めします。水道管や排水管の工事が必要となる場合が多く、専門的な知識と技術を持つ業者に依頼することで、安全かつ確実に設置作業を進めることができます。自分自身で設置しようとすると、配管を誤って接続してしまい水漏れを起こしたり、家具の設置が不安定になり、後々大きな事故につながる可能性があります。専門業者であれば、そういったトラブルを未然に防ぎ、安心して使い始められます。

設置が完了したら、長く快適に使うために、定期的なお手入れを心掛けましょう。特に、水回りは湿気が多く、カビが発生しやすい場所です。こまめに換気を行い、清潔な状態を保つことが大切です。窓を開けて風を通したり、換気扇を定期的に稼働させることで、湿気を効果的に排出できます。また、水はねや汚れなどは、見つけたらすぐに拭き取るようにしましょう。そのまま放置しておくと、シミやカビの原因となり、家具の寿命を縮めてしまいます。乾いた布で拭き取るか、汚れがひどい場合は薄めた中性洗剤を使い、その後しっかりと水拭きと乾拭きを行いましょう。

特に、木でできた家具の場合は、水に濡れたまま放置すると、膨張したり腐食したりするなど、劣化の原因となりますので、注意が必要です。水気が付いた場合は、すぐに乾いた布で丁寧に拭き取り、乾燥させてください。また、直射日光が長時間当たる場所に設置すると、変色やひび割れの原因となることがあります。設置場所にも気を配り、家具を長く大切に使い続けられるようにしましょう。

項目 詳細
設置 専門業者に依頼(水道管、排水管工事の安全確保)
お手入れ
  • 定期的な換気(窓開け、換気扇)
  • 水はね、汚れは即時拭き取り(乾拭き、中性洗剤使用時:水拭き→乾拭き)
  • 木製家具:水濡れ放置×(膨張、腐食注意)
  • 設置場所:直射日光×(変色、ひび割れ注意)

価格帯

価格帯

台所の収納の要となる床置き型の棚、いわゆるベースキャビネット。その価格帯は、実に様々です。材質、デザイン、機能といった要素によって、価格が大きく変動するのです。

まず、材質を見てみましょう。比較的安価で手に入れやすいのは樹脂製のキャビネットです。お手頃価格で手に入り、掃除のしやすさも魅力です。一方、天然木のキャビネットは、木の温もりや風合いが魅力ですが、樹脂製のものと比べると価格が高くなる傾向にあります。木の種類によっても価格が異なり、希少価値の高い木材を使用すると、さらに高価になります。

次に、デザインについてです。シンプルなデザインのキャビネットは、大量生産されているため、価格を抑えることができます。しかし、職人が一つ一つ手作りするような、凝ったデザインのキャビネットは高価になります。また、海外の有名デザイナーが手掛けた製品なども、高価格帯となるでしょう。

そして、機能性も価格に影響を与えます。収納スペースの広さや、引き出しの開閉のスムーズさ、耐震性など、様々な機能が備わったキャビネットは、価格が高くなる傾向にあります。ソフトクローズ機能や、奥まで見渡せる引き出しなど、使い勝手を向上させる機能が搭載されているものも、価格が高くなります。

リフォームや新築でベースキャビネットを選ぶ際には、他の設備との調和も考慮することが大切です。例えば、床や壁の色、他の家具とのバランスを見ながら、素材やデザインを選ぶと、統一感のある空間を作り出すことができます。また、限られた予算の中で、どこに重点を置くかを明確にすることも大切です。ベースキャビネット以外にも、様々な設備が必要となるため、全体の予算配分をしっかり考えて、最適な商品を選びましょう。

さらに、初期費用だけでなく、将来的なメンテナンス費用も考慮に入れる必要があります。高価なキャビネットは、修理費用も高くなる場合があるので、購入前に確認しておきましょう。お手頃な価格のキャビネットでも、丁寧に使って、適切なメンテナンスを行うことで、長く使い続けることができます。

要素 内容 価格への影響
材質 樹脂製、天然木(木の種類による価格差あり) 樹脂製 < 天然木、希少価値の高い木材は高価
デザイン シンプル、凝ったデザイン、有名デザイナー シンプル < 凝ったデザイン < 有名デザイナー
機能 収納スペース、引き出しの開閉、耐震性、ソフトクローズ、奥まで見渡せる引き出し 機能が多いほど高価
その他 他の設備との調和、予算配分、メンテナンス費用