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暮らしとアルミニウム:家での活躍

アルミニウムは、暮らしの様々なところで役立つ金属です。どこにでもある理由は、すぐれた性質を持っているからです。まず一番の特徴は、その軽さです。同じ大きさの鉄と比べると、重さは約3分の1しかありません。そのため、持ち運びや加工が簡単です。この軽さは、建物に使う材料として考えた場合、建物の骨組みへの負担を軽くするという利点につながります。 次に、アルミニウムは熱を伝える力が強いという特徴も持っています。熱を伝えやすいということは、例えば、鍋やフライパンなどの調理器具に使えば、食材全体にすばやく熱が伝わり、むらなく火を通すことができるということです。また、建物の材料として使えば、部屋の中の熱を外にうまく逃がしたり、反対に外の冷たい空気を部屋の中に入ってくるのを抑えたりすることができます。 さらに、アルミニウムは電気をよく通すという性質も持っています。この性質のおかげで、電気を送る線などの電気関係の設備にも広く使われています。 アルミニウムは表面に薄い酸化皮膜が自然にできるため、さびにくいという長所もあります。この酸化皮膜はアルミニウム自身を守る働きがあり、腐食を防ぎます。おかげで、屋外で使う物にも安心して使うことができます。 このように、アルミニウムは軽さ、熱の伝わりやすさ、電気の伝わりやすさ、そしてさびにくさというたくさんのすぐれた性質を活かして、様々な分野で活躍しているのです。