軽量形鋼

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建材

軽くて強い!LGS軽量形鋼の魅力

建物を作る際に骨組みとして使われる形鋼には、様々な種類があります。それぞれに特徴があり、建物の大きさや用途に合わせて使い分けられています。 鉄骨造でよく見かけるのがH形鋼です。これは断面がアルファベットの「H」のような形をしていることからその名が付けられています。H形鋼は高い強度を持つため、ビルや橋、大きな工場など、大規模な構造物に用いられます。高い強度が求められる場所で大黒柱のような役割を果たしているのです。 一方、住宅や店舗などの比較的小規模な建物では、LGS軽量形鋼がよく使われます。LGS軽量形鋼は、厚さが1.6ミリメートルから4.0ミリメートルほどの薄くて軽い形鋼です。その軽さから、工事の際にクレーンなどの重機を使わずに人力で持ち上げることができる場合もあり、工事期間の短縮や費用削減にも繋がります。LGS軽量形鋼には、断面がアルファベットの「C」のような形をした溝形や、アルファベットの「Z」に似たZ形、山のような形をした山形など、様々な種類があります。 同じ形鋼でも、求められる強度や建物の規模、工事のしやすさなどによって、適切な種類が選ばれているのです。そのため、どのような形鋼が使われているかを知ることで、建物の特徴を理解する手がかりにもなります。また、これから家を建てようと考えている人は、形鋼の種類や特徴を理解することで、より良い家造りができるでしょう。