圧着工法でタイルを美しく貼る
壁や床をタイルで美しく仕上げる方法は様々ありますが、その中で近年注目を集めているのが圧着工法です。別名「圧着貼り工法」とも呼ばれるこの工法は、一体どのようなものなのでしょうか。
圧着工法を簡単に説明すると、タイルを下地にしっかりと押し付けて貼り付ける方法です。タイルを固定するために、接着剤の役割を果たすモルタルを壁や床面に均一な厚さで塗ります。その上にタイルを丁寧に押し付けることで、しっかりと固定するのです。
この工法は、どのようなタイルに適しているのでしょうか。代表的なものとして、裏側に台紙が付いた小さなモザイクタイルや、複数枚のタイルがシート状に連結されたユニットタイルなどが挙げられます。一枚一枚貼るよりも、施工の手間を省くことができるため、効率よく作業を進めることができます。
圧着工法の最大のメリットは、高い接着強度を実現できる点です。タイルをしっかりと圧着することで、下地とタイルが一体となり、剥がれにくく耐久性に優れた仕上がりとなります。また、モルタルを均一な厚さで塗布するため、タイルの表面が平らになり、美しく整った仕上がりを実現できます。
このように、圧着工法は施工の効率性と仕上がりの美しさ、そして耐久性を兼ね備えた優れた工法と言えるでしょう。新築やリフォームでタイル張りを検討する際には、ぜひこの工法も選択肢の一つに加えてみてはいかがでしょうか。