据置型

記事数:(1)

バス

据置型浴槽の魅力を再発見

据置型浴槽とは、文字通り床の上に直接据え付けるタイプの浴槽のことです。壁に埋め込んだり、ユニットバスのように浴槽と壁が一体化しているものとは異なり、独立した形をしているため、存在感が際立ちます。 設置方法は浴室の床に置いて固定するだけなので、比較的簡単です。そのため、リフォームの際も工事期間が短く済むといった利点があります。壁や天井、床などを解体する必要がないため、費用を抑えることも可能です。近年はシステムバスと呼ばれる、工場で組み立てられた浴室が普及したことにより、据置型浴槽を見かける機会は少なくなってきました。しかし、据置型浴槽ならではの自由度の高さから、こだわりを持つ方々を中心に根強い人気があります。 システムバスでは規格が決まっているため、浴槽の大きさや形、素材などを自由に選ぶことはできません。一方、据置型浴槽であれば、陶器やホーロー、人工樹脂、木製など、様々な素材から選ぶことができます。また、猫足付きのクラシカルなものから、和風の情緒あふれるもの、現代的なデザインのものまで、形も多種多様です。大きさも様々なので、浴室の広さに合わせて最適なものを選ぶことが可能です。 このように、据置型浴槽はシステムバスでは叶えられない、自分だけの特別な浴室空間を作りたいという方に最適です。個性的なデザインや素材、大きさから、こだわりの詰まった、唯一無二の浴室を実現できるでしょう。ただし、設置スペースや給排水管の位置など、事前に確認しておくべき点もありますので、専門業者に相談しながら計画を進めることをお勧めします。