床束

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構造

家を支える根がらみ貫の重要性

根がらみ貫は、文字通り家の根幹を支える重要な部材です。家の土台となる部分をしっかりと繋ぎとめることで、全体の強度を高め、建物の寿命を延ばすことにも繋がります。縁の下の力持ちと言えるでしょう。 具体的には、柱の根元と床束と呼ばれる、床を支える短い柱を連結する水平の板材です。この床束は、床下の地面に直接設置される束石と呼ばれる石の上に立てられ、床組全体を支える役割を担っています。そして、この床束と柱をしっかりと繋ぐのが、根がらみ貫の役割です。 根がらみ貫は、家を地面に固定し安定させる重要な役割を担っています。地震や台風などの外力を受けた際に、家が傾いたり、土台から外れたりするのを防ぎます。特に日本では地震が多いことから、根がらみ貫の設置は建物の耐震性を高める上で欠かせません。 根がらみ貫は、木材以外にも鋼材を用いる場合もあります。建物の構造や規模、設計によって最適な材料が選ばれます。また、設置方法も様々で、柱に直接ボルトで固定する方法や、専用の金物を使って固定する方法などがあります。適切な方法で設置されることで、初めてその効果を十分に発揮することができます。 近年では、床下空間の有効活用やシロアリ対策などの観点から、床下全体をコンクリートで覆うベタ基礎が主流となっています。ベタ基礎の場合は、土台と基礎が一体となっているため、根がらみ貫は必ずしも必要ではありません。しかし、在来工法の木造住宅では、根がらみ貫は建物の強度と安定性を確保するために、非常に重要な部材と言えるでしょう。
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家を支える縁の下の力持ち:束の役割

家は、様々な部品が組み合わさって出来上がっています。その中で、普段目にすることはほとんどありませんが、建物を支える上で欠かせない大切な部品の一つに「束」があります。束とは、短い柱のようなもので、建物の床下や梁と棟木の間など、様々な場所に用いられ、荷重を支える役割を果たしています。まるで縁の下の力持ちのように、建物の構造を陰で支えているのです。 束は、主に床下に設置され、建物の土台と床組を支え、床の水平を保つ役割を担っています。床下に十分な強度がなければ、床が沈んだり、傾いたりしてしまう可能性があります。束があることで、家全体の重さを均等に分散させ、建物の安定性を確保することができるのです。また、束は床下の通気を良くする効果もあります。床下の湿気を逃がし、木材の腐朽を防ぐことで、家の寿命を延ばすことにも繋がります。 以前は木材で作られることが多かった束ですが、近年では、プラスチック製や金属製の束も登場しています。これらの素材は、木材に比べて腐りにくく、シロアリなどの害虫被害も受けにくいという特徴があります。また、強度も高く、耐久性に優れているため、住宅の寿命をさらに延ばすことができます。 このように、束は、家の構造を支える上で非常に重要な役割を担っています。小さな部品ではありますが、束があることで、家は安定した構造を維持し、長く住み続けることができるのです。家造りやリフォームの際には、束の種類や設置方法について、専門家とよく相談し、建物の状況に合った適切な束を選ぶことが大切です。