壁面

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建材

空間を自在に操る!三枚引き戸の魅力

三枚引き戸とは、三枚の扉が滑らかに連動して開閉する引き戸のことです。一枚の扉が動く通常の引き戸に比べて、一度に大きく開くため、空間を広く使えることが大きな利点です。 壁一面に三枚引き戸を設置すると、扉を開け放った際には圧倒的な開放感が生まれます。まるで壁がなくなったかのように広々とした空間になり、外の景色を取り込むことも可能です。反対に、扉を閉めれば、しっかりと空間を仕切ることもできます。例えば、リビングと和室の間に三枚引き戸を設置すれば、普段は開け放って一体感のある広い空間として利用し、来客時などは閉めて和室を客間として独立させるといった使い方ができます。 また、三枚引き戸は収納スペースの扉にも適しています。大きな開口部が確保できるため、奥にしまった物でも容易に取り出すことができます。ウォークインクローゼットのように、収納スペース全体を見渡せるので、整理整頓もしやすくなります。さらに、扉が壁に引き込まれるため、扉の開閉スペースを確保する必要がなく、家具の配置の自由度も高まります。 このように、三枚引き戸は、空間を広く、そして柔軟に活用することを可能にする便利な建具です。生活スタイルに合わせて空間を使い分けたい、開放的な空間を演出したいといった希望を叶える、魅力的な選択肢と言えるでしょう。
構造

妻側:家の顔?それとも側面?

{家を建て替えたり、古くなった家を新しくしたりする時、聞き慣れない言葉がたくさん出てきます。}その中で、「妻側」という言葉は、家の外見を決める大切な言葉です。「妻側」とは、建物の短い方の壁のことです。例えば、三角屋根の家を思い浮かべてみてください。屋根の傾斜で三角形になった壁の部分、これが妻側です。 昔から日本では、家の正面は長い方、妻側は短い方とされていました。家の正面が南向きになっていることが多いのも、この考え方がもとになっています。家の間取りを考える時、南に長い面を向けることで、日当たりを良くし、風通しを良くしていたのです。そのため、妻側は家の側面に当たるのが一般的でした。 しかし、近頃の住宅事情では、必ずしも家の正面が長い方とは限りません。土地の形や周りの環境に合わせて、妻側を正面にする家も増えてきました。妻側を正面にすることで、個性的な外観を演出したり、限られた土地を有効活用したりすることができるからです。 家を建て替えたり、リフォームしたりする時は、設計士とよく話し合うことが大切です。妻側の位置やデザインによって、家の印象は大きく変わります。日当たりや風通しだけでなく、周りの景色との調和も考えて、妻側をどのようにするかを決めましょう。家の外観だけでなく、生活のしやすさにも影響するので、じっくりと検討することが大切です。