吸水率

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建材

半磁器質タイル:内装材の選び方

半磁器質タイルとは、磁器質タイルと陶器質タイルの特徴を併せ持った中間的な性質を持つタイルです。タイルを選ぶ際に、それぞれの性質を理解することは、用途に合った適切な選択をする上で非常に重要です。 まず、磁器質タイルは、極めて低い吸水率を誇ります。このため、水や汚れを吸収しにくく、高い耐久性と強度を備えています。屋外で雨風にさらされる外壁や、人通りの多い床材など、過酷な環境にも耐えられます。また、硬質な材質のため、傷もつきにくく、長期間美観を保つことができます。 一方、陶器質タイルは、吸水率が高いという特徴があります。このため、磁器質タイルに比べると柔らかく、加工しやすいという利点があります。しかし、強度や耐久性は磁器質タイルに劣るため、屋内壁などの水がかかりにくい場所での使用が適しています。また、吸水性が高いことで、湿気を調整する効果も期待できます。 半磁器質タイルは、両者の良い点をバランスよく兼ね備えています。吸水率は15%程度で、磁器質タイルよりも高く、陶器質タイルよりも低い値です。適度な吸水性を持つことで、屋内壁だけでなく、水回りにも使用することができます。また、ある程度の強度も持っているため、床材としても利用されることがあります。さらに、白色や有色の素地があるため、デザインの自由度も高く、様々な色や模様のタイルが作られています。そのため、住宅だけでなく、店舗や公共施設など、幅広い用途で活用されています。