圧着張りでタイルを美しく長持ちさせる
壁や床にタイルをしっかりと固定するための工法に、圧着張りがあります。この工法は、家の内外を問わず、タイルを使う工事で広く使われています。
圧着張りの最大の特徴は、圧着用モルタルと呼ばれる特別な材料を使うことです。このモルタルは、タイルをくっつける下地となる部分に塗られます。タイルをこのモルタルの上に置き、しっかりと押し付けることで、タイルは下地にしっかりと固定されます。
圧着用モルタルは、従来使われていたモルタルよりも薄く塗ることができます。そのため、建物全体の重さを軽くすることができ、建物の構造への負担を減らすことができます。また、建物の耐久性を高めることにもつながります。
圧着用モルタルは、接着力が非常に強いことも大きな利点です。タイルが下地から剥がれ落ちるのを防ぎ、建物の外観を美しく保つことができます。長期間にわたって建物の美観を維持できるので、建物の価値を保つことにも役立ちます。
圧着張りは、施工のしやすさにも優れています。モルタルを薄く塗るだけで済むため、作業時間と手間を省くことができます。また、特別な技術や道具を必要としないため、比較的容易に施工することができます。
このように、圧着張りは様々なメリットを持つ優れた工法です。建物の美観と耐久性を両立させたい場合に最適な選択肢と言えるでしょう。