デッドスペース活用

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床下収納:知っておくべき活用法

床下収納とは、文字通り、家の床下に設けられた収納庫のことです。床と地面の間には、配管や基礎の点検などのために一定の空間が必ず存在します。この空間を活用して収納スペースとするのが床下収納です。普段使わない季節用品や、かさばるアウトドア用品などをしまうのに最適です。 床下収納を設置するタイミングは主に二つあります。一つは家を新築する時です。設計段階から床下収納を組み込むことで、家全体の収納計画を効率的に進めることができます。もう一つはリフォームの時です。既存の住宅でも、床下の構造によっては床下収納を増設することが可能です。専門業者に相談することで、家の状況に合わせた最適な床下収納の設置が可能になります。 床下収納には、大きく分けて二つの種類があります。一つは、床板の一部を切り抜いて設置する「点検口タイプ」です。蓋を開けると収納庫が現れ、必要な時に手軽に出し入れができます。比較的簡単に設置できるため、リフォームでも導入しやすいタイプです。もう一つは、床の一部を畳のように上げて収納する「収納床タイプ」です。収納スペースが広く、大きな物でも収納しやすいのが特徴です。ただし、設置工事は大掛かりになるため、新築時が設置の適期と言えるでしょう。 床下収納は、限られた居住空間を最大限に活用できる有効な手段です。家の中に新たな収納スペースを生み出すことで、他の収納スペースを整理する余裕も生まれ、より快適な暮らしにつながります。まるで隠された秘密の部屋のような、床下収納という空間をぜひ活用してみましょう。
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階段下収納:デッドスペースを有効活用!

階段下収納とは、その名の通り、階段の下にできる空間を活かした収納場所のことです。家の中で階段は、上の階と下の階をつなぐ大切な役割を担っていますが、階段の下の部分は何も使われないままになっていることが多いです。この使われていない空間をうまく活用するために、扉や引き出しなどを設置して収納場所として使えるようにしたものが階段下収納です。 限られた住まいの中でも収納する場所を増やすことができ、家全体をすっきりと片付けるのに役立ちます。階段下収納は、新しく家を建てる時だけでなく、今ある家をリフォームする時にも設置できます。すでにある階段の形を活かしながら収納場所を作ることができるので、リフォームでも人気が高い方法の一つです。 階段下収納は、奥行きや高さ、形が様々なので、収納したい物に合わせて棚や引き出しなどを工夫することで、より使いやすく整理整頓された収納スペースを作ることができます。例えば、掃除機やモップなどの掃除道具、季節物の家電製品、普段使わない日用品などを収納するのに便利です。また、階段下の空間の形に合わせて棚を造作すれば、デッドスペースを最小限に抑えられます。 さらに、階段下収納に扉をつけることで、収納物を隠して見た目もすっきりさせることができます。扉の種類も様々で、開き戸や引き戸、折れ戸など、階段周りのスペースや使い勝手に合わせて選ぶことができます。また、収納スペースだけでなく、トイレや小さな書斎などの空間として活用する例もあります。このように、階段下収納は、空間を有効活用できるだけでなく、住まいの快適性も向上させることができる優れた方法です。