シーズヒーター

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キッチン

電気調理器:知っておくべき種類と特徴

火を使わず安全に調理ができる電気調理器は、様々な種類があります。一口に電気調理器と言っても、熱の発生方法には違いがあり、それぞれに長所と短所があります。大きく分けて、シーズヒーター方式、ハロゲンヒーター方式、ラジエントヒーター方式の三種類があり、これらは調理器具そのものを電気で加熱する仕組みです。磁力を使って鍋自体を発熱させる電磁調理器(IH)とは異なるため、IHは厳密には電気調理器とは別の区分となります。今回はIHを除いた、電気調理器について詳しく見ていきましょう。 まず、シーズヒーター方式は、ニクロム線などの金属発熱体を熱源とした、電気調理器の中でも歴史のある方式です。構造が単純で価格が安いことが大きな利点です。一方で、立ち上がりに時間がかかり、熱効率も他の方式に比べると劣ります。また、天板が赤熱するため高温になりやすく、やけどの危険性には注意が必要です。 次に、ハロゲンヒーター方式は、ハロゲンランプの熱を熱源とする方式です。シーズヒーターに比べて立ち上がりが早く、高温での調理が可能です。赤い光が視覚的に分かりやすく、温度変化も把握しやすいという利点もあります。しかし、消費電力が大きく、寿命が短いという欠点もあります。 最後にラジエントヒーター方式は、熱源が天板の下に設置されており、その熱を輻射熱によって鍋に伝える方式です。立ち上がりの速さと高い熱効率を両立しており、天板の温度上昇も抑えられています。安全性が高く、掃除もしやすいという利点があります。しかし、価格が比較的高価である点がデメリットと言えるでしょう。 このように、電気調理器にはそれぞれ異なる特徴があります。ご家庭のライフスタイルや調理の好みに合わせて、最適な方式を選ぶことが大切です。