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額入り障子の魅力:光と風を操る日本の建具

額入り障子とは、日本の伝統的な建具である障子にガラスを組み込んだものです。普通の障子は障子紙のみで作られていますが、額入り障子は中央部分にガラスがはめ込まれているのが大きな違いです。このガラス部分は、外の光を室内に取り込むための窓の役割を果たします。障子を閉めたままでも外の景色を眺めることができ、光を取り込めるため、部屋全体を明るくすることができます。 まるで絵画のように、外の景色を切り取って室内に飾る額縁のように見えることから、「額入り障子」と呼ばれています。障子紙を通して入る柔らかな光と、ガラスを通して入る明るい光、両方の良い点を活かせるのが魅力です。障子紙特有の柔らかな光は、部屋全体を優しく包み込み、落ち着いた雰囲気を作り出します。一方、ガラス部分からは太陽の光が直接差し込み、部屋全体を明るく照らします。この二つの光が組み合わさることで、独特の明るく温かみのある空間が生まれます。 また、額入り障子のガラス部分の大きさや形は様々です。正方形や長方形など、家の雰囲気や好みに合わせて自由に選ぶことができます。ガラス部分の大きさを変えることで、光を取り込む量を調節することも可能です。大きなガラス部分を選べば、より多くの光を取り込むことができますし、小さなガラス部分を選べば、落ち着いた雰囲気を保つことができます。さらに、ガラス部分の形を変えることで、様々な模様を作り出すこともできます。例えば、丸やひし形など、自分の好きな形を選ぶことで、まさに自分だけのオリジナルの障子を作ることができます。このように、額入り障子は機能性とデザイン性を兼ね備えた、魅力的な建具と言えるでしょう。