エポキシ樹脂

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工法

塗膜防水で建物を長持ちさせよう!

塗膜防水とは、液体の防水材料を塗り重ねて防水膜を作る工法です。まるで建物を防水塗料で包み込むようなイメージで、屋根やベランダ、バルコニー、屋上はもちろん、外壁や地下室など、様々な場所に適用できます。 この工法で使われる液状の防水材料は、主にウレタン樹脂やアクリル樹脂などを主成分としています。これらの材料は、ハケやローラー、スプレーなどを使い、下地に塗っていきます。塗られた材料は乾燥すると膜になり、この膜が雨水などの侵入を防ぐ役割を果たします。塗る回数は、使う材料の種類や防水する場所の状態によって変わりますが、一般的には数回重ね塗りすることで、より頑丈な防水膜を作ります。ちょうど何枚も重ねた布の方が一枚の布より丈夫なのと同じです。 塗膜防水の大きな利点は、建物の形に合わせて自由に施工できることです。複雑な形をした場所でも、液状の材料なので隙間なくぴったりと覆うことができます。また、継ぎ目ができないことも大きなメリットです。シート防水のように継ぎ目があると、そこから雨水が侵入する可能性がありますが、塗膜防水ならその心配がありません。そのため、雨漏りを防ぎ、建物の寿命を延ばす効果も期待できます。さらに、比較的軽量で建物に負担をかけにくいという点もメリットと言えるでしょう。 このように、塗膜防水は様々な場所に適用でき、継ぎ目がないことで高い防水効果を発揮します。建物の形状に柔軟に対応できるため、新築だけでなく、リフォームにも最適な工法と言えるでしょう。