つる性植物

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パーゴラのある暮らし

庭先に木陰を作るための工夫として、格子状の棚を設置してみませんか。これは「パーゴラ」と呼ばれるもので、元々はぶどう棚を意味する言葉です。つる性の植物を絡ませることで、日差しをやわらげ、心地よい木陰を作り出してくれます。緑のカーテンは、夏の暑さをしのぐだけでなく、庭に彩りを添える役割も果たします。 パーゴラに絡ませる植物の種類は様々です。例えば、蔦や藤は、新緑の季節には鮮やかな緑の葉を茂らせ、秋には紅葉を楽しむことができます。つるバラは、華やかな花を咲かせ、庭に優雅な雰囲気を添えてくれます。クレマチスは、色とりどりの花を咲かせ、季節ごとに異なる表情を見せてくれます。また、キウイなどの果樹を絡ませれば、収穫の楽しみも味わえます。このように、植物を選ぶことで、季節の変化を肌で感じられるでしょう。 パーゴラの下には、テーブルや椅子を置いてみましょう。そこは、読書やお茶を楽しむための憩いの場となります。休日に、木漏れ日の中でゆったりと読書をするのは、心休まるひとときとなるでしょう。また、家族や友人と集まって、お茶を飲みながら語り合うのも良いでしょう。さらに、バーベキューセットを用意すれば、にぎやかなパーティーを開くこともできます。自然の光と風を感じながら、多目的に活用できるパーゴラは、暮らしに豊かさを添えてくれるはずです。
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庭を彩るトレリスの魅力

庭仕事に精を出す人にとって、草花を美しく見せることは大きな喜びです。特に、つるを伸ばして育つ植物を扱う際には、その魅力を最大限に引き出すための工夫が欠かせません。そこで重要な役割を果たすのが、格子垣です。格子垣は、植物を支えるだけでなく、庭全体の雰囲気を高める効果も期待できます。 格子垣の素材は様々です。金属製のものは洗練された印象を与え、木製のものは周囲の自然と調和します。和風庭園には竹製のもの、洋風庭園にはアイアン製のものなど、庭の様式に合わせて選ぶことができます。格子垣のデザインも多様で、シンプルな格子模様のものから、曲線や装飾が施されたものまで、様々な種類があります。庭のアクセントとして、個性的な空間を演出することも可能です。 つる性の植物が格子垣に絡みつき、緑豊かな壁面を作り出す様子は、生命力に満ち溢れ、見る人の心を癒します。格子に沿って伸びる植物の柔らかな曲線と、格子自体の直線が織りなす模様は、庭に奥行きとリズム感を与えます。また、格子垣は視線を程よく遮るため、周囲からの視線を気にせず、プライベートな空間を楽しむことができます。 格子垣は、設置場所や用途によっても選び方が変わります。例えば、庭の境界線に設置する場合には、目隠し効果の高いものを選ぶと良いでしょう。また、庭の一角に設置して、つる性の植物で緑の壁を作ることもできます。通路にアーチ状の格子垣を設置すれば、ロマンチックな雰囲気を演出できます。このように、格子垣は庭造りの可能性を広げる、魅力的なアイテムと言えるでしょう。