庭をおしゃれに飾るラティス
リフォームを知りたい
先生、「ラティス」ってよく聞くんですけど、どういうものですか?
リフォーム研究家
ああ、ラティスね。木を格子状に組んで作った柵のことだよ。よく家の外壁や庭で見かけるだろう?
リフォームを知りたい
なんとなく分かります。ウッドデッキにくっつけてあるのを見たことがあります。どんな時に使うんですか?
リフォーム研究家
そうだね。目隠しにしたり、つる性の植物を絡ませて緑のカーテンにしたり、装飾として壁に取り付けたりと、色々な使い方があるんだよ。洋風の家に特に多いかな。
ラティスとは。
家の改修や新築で使われる『格子』について説明します。格子は、木を縦横に組んで作った柵のようなもので、特に木の台のようなベランダ(ウッドデッキ)によく取り付けられています。西洋風の建物でよく見られます。
ラティスとは
ラティスとは、木材を格子状に組んで作られた柵のことです。木材ならではの温もりと、格子模様が作り出す繊細なデザインが、庭に魅力的なアクセントを加えます。主に庭や縁側、バルコニーといった屋外で使われ、空間を区切ったり、飾ったり、植物を絡ませたりと、様々な用途で活躍します。
ラティスの材料となる木材は、自然な風合いを持ち、周りの環境に優しく溶け込むため、西洋風の建物だけでなく、日本風の建物にも馴染みやすいのが特徴です。また、木材の種類や塗装によって、様々な雰囲気を作り出せるのも魅力の一つです。例えば、明るい色の木材を使えば、庭全体が華やかな印象になり、濃い色の木材を使えば、落ち着いた雰囲気を出すことができます。白いラティスは清潔感があり、庭を明るく見せる効果があります。茶色のラティスは落ち着いた雰囲気で、植物との相性も抜群です。
さらに、格子状の隙間から風や光が通り抜けるため、圧迫感が少なく、開放的な空間を保つことができます。これは、狭い庭やバルコニーでも、閉塞感を感じさせないために重要なポイントです。また、風通しが良いため、植物を絡ませた場合にも、蒸れを防ぎ、健やかに育てることができます。
ラティスは、設置も比較的簡単で、DIYでも行うことができます。ホームセンターなどで、様々なサイズやデザインのラティスが販売されているので、自分の庭に合ったものを選ぶことができます。また、既製品だけでなく、木材を購入して自作することも可能です。自分だけのオリジナルのラティスを作ることで、より愛着のある庭づくりを楽しむことができます。
特徴 | 詳細 |
---|---|
材質 | 木材 |
デザイン | 格子状 |
雰囲気 | 温もり、繊細、自然な風合い |
使用場所 | 庭、縁側、バルコニー |
用途 | 空間区切り、装飾、植物を絡ませる |
建物との相性 | 西洋風、日本風どちらにも馴染みやすい |
色の種類 | 明るい色、濃い色、白、茶色など |
効果 | 圧迫感軽減、開放的な空間、風通しが良い |
設置 | 比較的簡単、DIY可能 |
入手方法 | ホームセンターで購入、自作 |
ラティスの設置場所
格子状に組まれた木材、ラティスは、設置場所によって様々な効果を発揮し、庭の雰囲気を大きく変えることができます。用途に合わせて設置場所を検討することで、より快適で美しい空間を作り出すことができるでしょう。
まず、木で作った床、縁側に設置する場合、視線を遮り、周りの人目を気にせずにくつろげる空間を作ることができます。程よく視線を遮ることで、開放感を維持しながらもプライバシーを守り、ゆったりとした時間を過ごすことができます。また、隣家との境界線に設置すれば、敷地を明確に区切りつつ、風通しを良くし、閉塞感を減らすことができます。隣家との距離が近い場合でも、圧迫感を感じることなく、快適な空間を保つことができます。
さらに、家の壁面に設置し、蔓性の植物を絡ませれば、緑あふれる壁面を演出できます。殺風景な壁面に彩りを添え、庭全体に自然の温もりと安らぎを与えることができます。植物の種類を選ぶことで、季節の変化を楽しむこともできます。例えば、春には色鮮やかな花を咲かせ、夏には緑の葉が生い茂り、秋には紅葉を楽しむことができます。
玄関先に設置する場合、訪れる人を温かく迎える目印として機能します。ウェルカムボードのように文字や飾りを加えれば、より歓迎の気持ちを表現できます。また、鉢植えの植物を飾る棚としても活用できます。
ラティスは設置場所に合わせて大きさや模様を選ぶことで、より効果的に空間を演出することができます。設置場所の広さや周りの環境、そしてどのような効果を期待するかを考えながら、最適なラティスを選び、庭をより美しく、快適な空間にしましょう。
設置場所 | 効果 |
---|---|
縁側 | 視線を遮り、プライバシーを確保。開放感を維持しつつ、ゆったりとした時間を過ごせる。 |
隣家との境界線 | 敷地を区切りつつ、風通しを良くし、閉塞感を減らす。圧迫感なく快適な空間を保つ。 |
家の壁面 | 蔓性の植物を絡ませ、緑あふれる壁面を演出。自然の温もりと安らぎを与える。季節の変化を楽しめる。 |
玄関先 | 訪れる人を温かく迎える目印。ウェルカムボードや鉢植えの棚としても活用可能。 |
ラティスの使い方
格子状に組まれた木材や樹脂などでできたラティスは、家の外構を彩る便利なアイテムです。設置も比較的簡単で、様々な用途に活用できるため、庭造りや外構のリフォームに人気があります。単体で設置するだけでも、ちょっとした目隠しや空間の仕切りとして役立ちますが、他のエクステリアアイテムと組み合わせることで、さらに魅力的な空間を演出することができます。
例えば、庭にベンチやテーブルを置いた憩いの場所にラティスを設置すれば、周囲からの視線を遮り、よりプライベートなくつろぎの空間を作り出すことができます。また、プランターと組み合わせれば、花壇のフェンスとして活用できます。つる性の植物を這わせれば、緑豊かな壁面を演出することも可能です。さらに、ラティスに照明を取り付ければ、夜間でも美しくライトアップされ、幻想的な雰囲気を醸し出すことができます。昼間とは異なる表情を見せる庭を楽しむことができるでしょう。
ラティスは、自分好みにアレンジできる点も大きな魅力です。ラティス自体に直接飾り付けを施したり、好みの色に塗ったりすることで、個性あふれるオリジナルデザインを楽しむことができます。100円均一のお店などで手軽に購入できる材料を使って、DIYでアレンジすることも可能です。手軽に、そして低価格で自分だけの特別な空間を作り出すことができます。木材だけでなく、樹脂製のラティスであれば、腐食の心配も少なく、メンテナンスも簡単です。
このように、ラティスは設置方法や組み合わせるアイテム、そしてアレンジ次第で様々な用途に活用できる、汎用性の高いアイテムです。家の外構をより美しく、そして快適な空間にするために、ラティスを効果的に活用してみてはいかがでしょうか。
ラティスの特徴 | 活用例 | メリット |
---|---|---|
格子状で木材や樹脂製 | 目隠し、空間の仕切り | 設置が簡単 |
ベンチやテーブルと組み合わせプライバシー確保 | 様々な用途に活用可能 | |
プランターと組み合わせ花壇フェンス | 他のエクステリアと組み合わせ可能 | |
つる性植物を這わせて緑の壁面 | アレンジ可能(飾り付け、塗装など) | |
照明と組み合わせライトアップ | DIY可能 | |
樹脂製は腐食の心配が少ない | メンテナンスが簡単 | |
汎用性が高い | 低価格 |
ラティスの選び方
格子をうまく選んで、庭や家の周りをもっと素敵にしましょう。格子の選び方には、いくつか大切なポイントがあります。まず、どこに設置するか、どのくらいの広さがあるのかをきちんと測りましょう。大きすぎる格子を選んでしまうと、せっかくの庭が狭く感じてしまうかもしれません。設置場所の広さにぴったりのサイズを選ぶことが大切です。
次に、どんなデザインの格子にするか考えましょう。シンプルな格子模様のものから、飾りなどがついたおしゃれなものまで、たくさんの種類があります。家の雰囲気や、自分の好みに合ったデザインを選びましょう。周りの景色との調和も考えて選ぶと、より一層魅力的になります。
そして、格子の材料にも注目しましょう。よく使われるのは天然の木と樹脂でできた木です。天然の木は自然な感じで温かみがありますが、腐らないように気を配ったり、色を塗り直したりと、お手入れが必要です。一方、樹脂でできた木は腐る心配がなく、お手入れも簡単です。設置する場所の日当たりや雨風の当たり具合なども考えて、どの材料が適しているか選びましょう。
格子を設置することで、目隠しになったり、植物を絡ませて緑の壁を作ったり、空間を区切ったりすることができます。どんな風に使いたいかを想像しながら、ぴったりの格子を見つけて、庭や家の周りをもっと心地よい空間にしましょう。
項目 | ポイント |
---|---|
サイズ | 設置場所の広さを測り、適切なサイズを選ぶ |
デザイン | 家の雰囲気や好みに合わせ、周囲の景色との調和も考える |
材質 | 天然木と樹脂製のメリット・デメリットを比較し、設置場所の環境も考慮して選ぶ |
用途 | 目隠し、緑の壁、空間の区切りなど、使用目的を想定して選ぶ |
ラティスのお手入れ
格子状に組まれた木材でできたラティスは、庭の目隠しや装飾として人気です。しかし、雨風や日光にさらされることで、色あせたり、腐食したりすることがあります。そこで、ラティスを長く美しく保つためには、定期的なお手入れが欠かせません。
まず、ラティスの材質に合ったお手入れ方法を選ぶことが重要です。天然木の場合は、塗装や防腐処理が効果的です。塗装は、木材の表面を保護膜で覆うことで、紫外線による劣化や雨水の浸透を防ぎます。また、好みの色に塗り替えることで、庭の雰囲気を変えることもできます。防腐処理は、木材に防腐剤を塗布することで、腐朽菌の繁殖を抑え、木材の寿命を延ばします。
塗装を行う際には、古い塗膜をサンドペーパーなどで丁寧に落とし、表面を滑らかにすることが大切です。その後、木材に適した塗料を選び、刷毛やローラーを使って均一に塗布します。塗りムラを防ぐためにも、二度塗りすることをお勧めします。防腐処理を行う場合は、専用の防腐剤を使用し、使用方法をよく読んでから作業を行いましょう。
日常的なお手入れとしては、汚れが目立つ場合に、水で洗い流したり、柔らかいブラシでこすり落とすことが有効です。高圧洗浄機を使用すると、木材を傷める可能性があるため、注意が必要です。また、つる植物をラティスに絡ませている場合は、枯れた葉や茎を取り除き、風通しを良くすることで、腐食を防ぐことができます。
定期的なお手入れを怠ると、ラティスは劣化が進み、交換が必要になる場合もあります。しかし、適切なお手入れを行うことで、ラティスを長持ちさせ、美しい外観を保つことができます。少しの手間をかけることで、快適な空間を長く楽しむことができるでしょう。
お手入れの種類 | 方法 | 効果 | 注意点 |
---|---|---|---|
塗装 | 古い塗膜を落とし、木材に適した塗料を二度塗り | 紫外線による劣化や雨水の浸透を防ぐ、好みの色に塗り替えられる | 塗りムラに注意 |
防腐処理 | 専用の防腐剤を使用 | 腐朽菌の繁殖を抑え、木材の寿命を延ばす | 使用方法をよく読む |
日常的なお手入れ | 水で洗い流す、柔らかいブラシでこすり落とす、枯れた葉や茎を取り除く | 汚れを落とし、風通しを良くする | 高圧洗浄機は木材を傷める可能性があるため注意 |