快適な入浴を実現する自動風呂
リフォームを知りたい
先生、「自動ぶろ」って、お湯をためる以外にも何か機能があるんですか?
リフォーム研究家
いい質問だね。自動ぶろは、お湯をためる「自動お湯はり」以外にも、お湯が冷めたら温め直す「自動保温」や、お湯が減ったら足し湯をする「自動足し湯」といった便利な機能もあるんだよ。
リフォームを知りたい
へえー!すごいですね。お風呂に入る前に全部自動でやってくれるってことですか?
リフォーム研究家
その通り!リモコンで操作するだけで、お風呂の準備が全部済んでいる状態になるんだ。だから、時間を有効に使えるし、快適なバスタイムを過ごせるんだよ。
自動ぶろとは。
お風呂の改造や新築でよく聞く『自動風呂』について説明します。自動風呂とは、遠隔操作で色々な機能を自動で調整できるお風呂のことです。お風呂の蓋を閉めたままでも、設定した温度と量でお湯を自動で溜めてくれる機能や、お湯が冷めてきたら設定した温度まで自動で温め直してくれる機能、お湯が減ってきたら設定した量まで自動で足し湯してくれる機能などがあります。
便利な機能
おふろは一日の疲れをいやす大切な場所です。だからこそ、快適で使いやすいおふろであってほしいものです。最近は便利な機能がついた浴槽が増えてきており、入浴をより快適で安全なものにしてくれます。
中でも「自動おふろ」は、リモコンを使って様々な操作ができる大変便利な浴槽です。ボタン一つで様々な機能が使えるため、入浴の準備にかかる時間と手間を大幅に減らすことができます。例えば、お湯はり、保温、追い焚きといった一連の動作を自動で行うことができます。仕事や家事で忙しい毎日でも、時間を気にせずゆったりとおふろを楽しみたい、という方にぴったりです。
お湯はり機能を使うと、指定した水位まで自動的にお湯をためてくれます。お湯の温度も設定できるので、熱いお湯が苦手な方や、ぬるめのお湯でゆっくり温まりたい方にも便利です。また、保温機能は、お湯の温度を一定に保ってくれるので、家族みんなが好きな時におふろに入ることができます。追い焚き機能を使えば、冷めかけてしまったお湯もすぐに温め直せるので、時間を気にせずゆっくりおふろを楽しめます。
これらの機能は、高齢者の方や体の不自由な方にとって特に便利です。かがんで蛇口をひねったり、重いお湯を運んだりといった負担を軽減し、安全な入浴をサポートします。また、浴槽のふちにつかまって立ち上がったりするための手すりや、滑りにくい床といった設備と組み合わせることで、より安全で快適なバスタイムを実現できます。
自動おふろは、家族みんなが快適で安全におふろを楽しめる、そんな空間づくりに欠かせない設備と言えるでしょう。
機能 | メリット | 対象者 |
---|---|---|
自動お湯はり | 指定水位・温度のお湯を自動でためる。時間と手間を削減。 | 忙しい人、熱いお湯が苦手な人、ぬるめのお湯が好きな人 |
保温 | お湯の温度を一定に保つ。好きな時に入浴可能。 | 家族全員 |
追い焚き | 冷めたお湯を温め直す。時間を気にせず入浴可能。 | 時間を気にせず入浴したい人 |
手すり、滑り止め床 | 安全な入浴をサポート | 高齢者、体の不自由な方 |
お湯はりの自動化
お風呂のお湯張りを自動化することは、暮らしを便利にするだけでなく、光熱費の節約にも役立ちます。指定した温度と水量のお湯を自動で溜めてくれるので、いちいち浴室へ足を運んで蛇口を開け閉めする手間が省けます。また、浴槽の蓋を閉めたまま操作できる機種であれば、お湯が冷めるのを防ぎ、追い焚きの回数を減らすことで光熱費の節約に繋がります。
最近の機種の中には、外出先から携帯電話で操作できるものもあります。仕事などで疲れて帰宅した時に、すぐにお風呂に入りたいという希望を叶えてくれます。帰宅時間に合わせてお湯張りを済ませておけば、貴重な時間を有効に活用できます。例えば、夕食の準備を進めたり、趣味の時間に充てたり、家族との団らんの時間を楽しむことも可能です。
自動お湯張り機能には、安全面にも配慮した機能が搭載されている製品もあります。例えば、お湯が満水になった際に自動で止まるのはもちろんのこと、万が一、何らかの不具合で設定水量を超えても、安全装置が作動して給水を停止してくれるので安心です。小さなお子さんや高齢の方がいる家庭でも安心して使用できます。
自動お湯張り機能付きの浴室暖房乾燥機を選ぶ際には、設置する浴室の広さや家族構成、求める機能などを考慮することが大切です。お湯張りの速度や静音性、予約機能の有無、清掃のしやすさなど、様々な点を確認しましょう。設置費用を含めた価格も比較検討し、家族みんなのニーズに合った製品を選ぶことが、快適な入浴を実現するための鍵となります。
メリット | 詳細 |
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利便性向上 |
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光熱費節約 |
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安全性 |
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選定時の考慮事項 |
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保温機能
お風呂の保温機能は、お湯の温度を一定に保つ機能で、快適な入浴体験を提供してくれます。この機能には、大きく分けて二つの種類があります。一つは、設定した温度を常に保つ「自動保温」機能です。もう一つは、一定時間後に自動的に保温を停止する「予約保温」機能です。
自動保温機能は、お湯が冷めてくると設定温度まで自動的に温め直してくれる便利な機能です。家族の人数が多く、入浴時間がまちまちのご家庭や、夜遅くに入浴する方にとって、いつでも温かいお湯に浸かれるという安心感を与えてくれます。特に寒い冬場には、お湯が冷めやすいので、この機能のありがたみが一層感じられるでしょう。これまでのように、入浴前に慌てて追い焚きをする必要がなくなり、時間を有効に使えるようになります。
また、自動保温機能は、光熱費の節約にも繋がります。こまめな追い焚きは、都度エネルギーを消費するため、保温機能を有効に活用することで、無駄なエネルギー消費を抑えることができます。設定温度を適切に調整することで、さらに効果を高めることができるでしょう。
予約保温機能は、例えば、朝風呂のために前日の夜にお湯を沸かしておく場合などに役立ちます。入浴したい時間に合わせて保温時間を設定すれば、希望の時間に快適な温度のお風呂に入ることができます。
保温機能を利用することで、快適性と経済性を両立させることができます。日々の暮らしの中で、ぜひこの機能を活用し、ゆとりあるバスタイムをお楽しみください。
機能 | 説明 | メリット |
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自動保温 | 設定温度を常に保つ |
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予約保温 | 一定時間後に自動的に保温停止 |
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足し湯機能
お風呂の快適さを大きく左右する機能として、『足し湯機能』が注目を集めています。この機能は、湯船のお湯の量が減ってきたことを感知すると、設定された水位まで自動的にお湯を足してくれるという便利なものです。
ゆっくりとお湯に浸かるのが好きな方にとって、お湯が冷めてしまうのは悩みの種です。足し湯機能があれば、お湯がぬるくなる心配をせずに、好きなだけ長風呂を楽しむことができます。 家族で入浴する場合でも、最初に入った人がお湯を使いすぎて、後から入る人が十分なお湯に浸かれないという問題も解消されます。常に一定量のお湯が保たれるため、いつでも快適な入浴を堪能できます。
また、水道代の節約という点でも、足し湯機能は大きなメリットを持っています。従来のように、お湯が減るたびに蛇口をひねって足し湯をする場合、必要以上にお湯を足してしまうことがよくあります。足し湯機能は、設定された水位まで自動的に制御してくれるため、無駄な水の使用を減らし、水道代を抑えることに繋がります。さらに、使用するお湯の量を減らすことは、エネルギーの消費を抑えることにもなります。地球環境への負荷を軽減するという意味でも、足し湯機能は環境に優しいと言えるでしょう。
このように、快適性、経済性、環境への配慮、どれをとっても優れた機能と言えるでしょう。新しいお風呂の設置やリフォームを検討する際には、ぜひ足し湯機能の導入を検討してみてください。
メリット | 説明 |
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快適性 |
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経済性 |
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環境への配慮 | エネルギーの消費を抑えることで、地球環境への負荷を軽減する |
清掃性の向上
近年の浴室は、使う人のことを第一に考え、掃除のしやすさを追求した設計となっています。毎日使う場所だからこそ、清潔さを保つための工夫が凝らされています。
まず、浴槽の素材選びに注目してみましょう。昔ながらの浴槽に比べて、最近の浴槽は汚れが付きにくく、落ちやすい素材が使われています。表面が滑らかで、水垢や石鹸カスなどがこびりつきにくいので、ゴシゴシこすらなくても、軽く拭くだけで汚れが落ちます。これにより、毎日の掃除の負担を大幅に減らすことができます。日々時間に追われる現代人にとって、これは大きなメリットと言えるでしょう。
さらに、浴槽の形状にも工夫が凝らされています。従来の浴槽は、角や凹凸が多く、掃除がしにくい部分がありました。しかし、最近の浴槽は、丸みを帯びた形状や、継ぎ目の少ない一体成型が主流となっています。これにより、汚れが溜まりやすい場所が減り、掃除の手間を省くことができます。また、自動洗浄機能を搭載した機種も増えています。ボタン一つで浴槽全体を自動で洗浄してくれるので、忙しい方でも手軽に清潔な状態を保つことができます。
さらに一歩進んで、除菌効果のある機能を搭載した機種も登場しています。お湯に含まれる雑菌を除去することで、より衛生的な入浴環境を実現できます。小さなお子さんや、お肌の弱い方でも安心して入浴を楽しむことができます。
このように、最新の浴室は、清掃性、機能性、安全性など、様々な面で進化を遂げています。清潔な状態を保つことは、快適なだけでなく、健康にも繋がります。日々の疲れを癒すバスタイムを、より快適で健康的なものにするために、最新の浴室設備を取り入れてみてはいかがでしょうか。
項目 | 説明 |
---|---|
浴槽の素材 | 汚れが付きにくく、落ちやすい素材を使用。表面が滑らかで、水垢や石鹸カスなどがこびりつきにくい。 |
浴槽の形状 | 丸みを帯びた形状や、継ぎ目の少ない一体成型が主流。汚れが溜まりやすい場所が減り、掃除の手間を省く。 |
自動洗浄機能 | ボタン一つで浴槽全体を自動で洗浄。 |
除菌機能 | お湯に含まれる雑菌を除去し、より衛生的な入浴環境を実現。 |
安全性への配慮
ご家族みんなが安心して快適な入浴を楽しむために、お風呂の安全性は欠かせません。特に、小さなお子さんや高齢の方がいるご家庭では、安全対策への配慮がより一層重要になります。
自動湯はり機能付きのお風呂は、私たちの生活を便利にしてくれますが、安全機能についてもきちんと理解しておく必要があります。お湯の温度が設定値を超えてしまうのを防ぐ安全装置は、やけどを防ぐ上で大変重要です。この装置は、お湯の温度を常に監視し、設定温度に達すると自動的に加熱を停止します。万が一、この安全装置が故障した場合に備えて、温度ヒューズなどの二重三重の安全対策が施されている製品を選ぶとより安心です。
また、電気系統のトラブルによる感電を防ぐ漏電防止装置も安全性確保に不可欠です。漏電遮断機は、わずかな漏電も感知し、瞬時に電気を遮断することで、感電事故を未然に防ぎます。定期的に漏電遮断機の動作確認を行うことも大切です。
小さなお子さんや高齢の方がいるご家庭では、誤操作による事故を防ぐためのロック機能が重要になります。ボタン操作による誤作動で、お湯が溢れてしまったり、予期せぬタイミングで追い焚きが作動してしまったりするのを防ぎます。
さらに、浴室内での転倒事故を防ぐために、浴室の床材にも注意を払う必要があります。滑りにくい素材の床材を選ぶ、あるいは滑り止めマットなどを設置することで、転倒リスクを軽減できます。手すりなどを設置することも有効な対策です。
これらの安全機能を備えたお風呂を選ぶことで、より快適で安心なバスタイムを過ごせるようになります。家族みんなが安心してくつろげる、安全なお風呂を実現するために、今回ご紹介したポイントをぜひ参考にしてみてください。
安全対策のポイント | 説明 |
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温度制御 | 設定温度以上にならないようにする安全装置や温度ヒューズなどの確認 |
感電防止 | 漏電防止装置(漏電遮断機)の設置と定期的な動作確認 |
誤操作防止 | ロック機能付きの製品を選ぶ |
転倒防止 | 滑りにくい床材の選択、滑り止めマットや手すりの設置 |