洗面所の改造:おしゃれなアンダーカウンター式
リフォームを知りたい
先生、「アンダーカウンター式」ってどういう意味ですか?
リフォーム研究家
洗面台のボウルを取り付ける方法の一つで、カウンターの下面にボウルを付けるやり方のことだよ。カウンターに上からボウルをはめ込むイメージだね。
リフォームを知りたい
なるほど。じゃあ、洗面台の上からボウルを乗せる場合はなんて言うんですか?
リフォーム研究家
それは「オーバーカウンター式」っていうんだよ。アンダーカウンター式とは全く逆の取り付け方だね。他にも色々な種類があるから、後で調べてみると面白いかもしれないよ。
アンダーカウンター式とは。
洗面所を作る際、洗面台と洗面ボウルには色々な組み合わせ方があります。「アンダーカウンター式」という方法では、台の下からボウルをはめ込むように設置します。この方式の洗面台はインターネット通販でも2万円程度から購入でき、場合によっては取り付け金具もついているので、自分で設置することも可能です。他にも洗面ボウルの設置方法には、台の上にボウルを置く「オーバーカウンター式」、台とボウルが一体になっているもの、台にボウルを乗せる「ベッセル式」、ボウルを支える枠がある「フレーム式」、壁に直接取り付ける「壁付け式」などがあり、設置場所や好みに合わせて選ぶ必要があります。よく見かける洗面化粧台は、洗面ボウルと鏡付きの収納棚がセットになったものです。
人気の高い設置方法
近頃、洗面所の模様替えで人気を集めているのが、カウンターの下に洗面鉢を取り付ける方法です。この、カウンター下に洗面鉢を設置するやり方は、洗面台周りをすっきりとした印象にし、空間に広がりを感じさせる効果があります。従来の洗面台に見られた、ごちゃごちゃした配管などが見えないため、洗練された見た目になります。
近年は、無駄を省いた飾らないデザインが人気となっており、カウンター下に洗面鉢を取り付けるこの方法は、そのような好みにぴったり合う選択肢として、ますます注目を集めています。
この設置方法は、リフォーム業者に依頼する以外にも、インターネット通販で購入し、自分で取り付けることもできます。必要な道具さえあれば、比較的簡単に設置が可能です。手順を詳しく説明した動画などもインターネット上で見つけることができるので、初めての方でも安心して作業に取り組めます。
費用面でも、比較的手頃な価格で洗面所の雰囲気を変えることができます。二万円前後から購入できる洗面鉢もあり、他の方法に比べて費用を抑えることができます。手軽に、そしておしゃれに洗面所を模様替えしたいと考えている方に、おすすめの設置方法です。
カウンター下に洗面鉢を取り付ける際には、いくつか注意すべき点があります。まず、カウンターの材質や厚さ、洗面鉢のサイズなどをしっかりと確認し、適合するものを選びましょう。また、排水管の位置も重要です。洗面鉢の排水口と排水管の位置が合わない場合は、別途部品が必要になることもあります。設置前に、しっかりと確認することが大切です。そして、水漏れを防ぐために、接続部分の防水処理は念入りに行いましょう。
メリット | デメリット | その他 |
---|---|---|
洗面台周りがすっきりし、空間に広がりを感じさせる | カウンターの材質や厚さ、洗面鉢のサイズ、排水管の位置など、設置前に確認すべき点が多い | 近年人気の無駄を省いたデザイン |
洗練された見た目になる | 洗面鉢の排水口と排水管の位置が合わない場合は、別途部品が必要になることも | リフォーム業者に依頼する以外にも、自分で設置することも可能 |
費用が比較的安価(2万円前後〜) | 水漏れを防ぐために、接続部分の防水処理は念入りに行う必要がある | 設置方法を解説した動画がインターネット上にある |
様々な設置方法
洗面ボウルを選ぶ際、設置方法も重要なポイントです。様々な設置方法があり、それぞれに見た目や使い勝手が大きく変わってきます。大きく分けて、カウンターに設置する方法と、壁に設置する方法があります。
まず、カウンターに設置する方法には、大きく分けて四つの種類があります。一つ目は、カウンター下にボウルを設置するアンダーカウンター式です。カウンターに穴を開け、そこにボウルをはめ込む方法で、見た目がすっきりとしてスタイリッシュな印象になります。水はねもしにくいため、掃除も簡単です。二つ目は、カウンターの上にボウルを乗せるベッセル式です。まるで洗面台の上に器を置いたような斬新なデザインが特徴で、個性的な空間を演出できます。様々な材質や形のボウルを選べるのも魅力です。三つ目は、カウンター上にボウルの一部が乗るオーバーカウンター式です。アンダーカウンター式とベッセル式の中間のような形で、ボウルの縁がカウンターより少し上に出るため、高級感のある仕上がりになります。水はねはややしやすいですが、ベッセル式ほどではありません。四つ目は、カウンターとボウルが一体化したカウンター一体型です。継ぎ目がないため、汚れが溜まりにくく、掃除が非常に楽です。シンプルなデザインで、どんな空間にも合わせやすいでしょう。
一方、壁に直接ボウルを取り付ける壁付け式は、カウンターが不要なため、限られたスペースを有効活用できます。小さな洗面所やトイレに設置するのに適しています。足元が広く使えるため、開放感もあります。
このように、洗面ボウルの設置方法は多種多様です。それぞれのメリット・デメリット、そしてご自身の好みや洗面所の広さ、雰囲気などを考慮して、最適な設置方法を選びましょう。
設置方法 | 種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
カウンター設置 | アンダーカウンター式 | 見た目がすっきり、スタイリッシュ、水はねしにくい、掃除が簡単 | |
ベッセル式 | 個性的なデザイン、様々な材質・形のボウルを選べる | 水はねしやすい | |
オーバーカウンター式 | 高級感のある仕上がり | 水はねしやすい(ベッセル式ほどではない) | |
カウンター一体型 | 汚れが溜まりにくい、掃除が非常に楽、シンプルなデザイン | ||
壁設置 | 壁付け式 | 省スペース、開放感 |
設置工事の注意点
洗面台の下に設置するタイプの洗面ボウルを取り付ける際には、いくつか注意すべき点があります。設置の前に、いくつか確認しておくことで、後々の問題を未然に防ぎ、快適な洗面所を実現できます。
まず、洗面台の土台となる板の材質や厚さを確認しましょう。洗面ボウルは想像以上に重いものです。土台の板が薄すぎたり、もろい材質でできていると、ボウルの重さに耐えきれずに割れたり、歪んだりする恐れがあります。大理石や人工大理石など、強度のある材質を選ぶことが大切です。また、土台の板の厚さも重要です。厚みが十分でないと、ボウルを支えきれずに不安定になる可能性があります。
次に、洗面ボウルの大きさも確認しましょう。大きすぎるボウルを選んでしまうと、土台の板からはみ出したり、周りの壁にぶつかったりする可能性があります。設置場所の寸法をきちんと測り、適切な大きさのボウルを選びましょう。
さらに、排水管の位置にも注意が必要です。洗面ボウルの排水口と排水管の位置が合っていないと、うまく排水できません。事前に排水管の位置を確認し、ボウルを設置する位置を調整する必要があります。また、水栓の形も重要です。洗面ボウルとの compatibility を確認し、水栓が適切に設置できるかを確認しましょう。水栓によっては、ボウルの形状に合わないものもありますので、注意が必要です。
これらの点を事前に確認することで、設置後のトラブルを避けることができます。ご自身で設置される場合は、特にこれらの点に注意し、必要であれば専門の業者に相談することをお勧めします。専門家の助言を受けることで、より安全で快適な洗面所を作ることができます。専門家は、設置場所の状況に合わせて最適な設置方法を提案してくれますので、安心して任せることができます。
確認事項 | 詳細 |
---|---|
土台の板の材質・厚さ | 洗面ボウルの重さに耐えられる強度のある材質(大理石、人工大理石など)と十分な厚さが必要。 |
洗面ボウルの大きさ | 設置場所の寸法を測り、土台の板からはみ出したり、周りの壁にぶつからない適切な大きさを選ぶ。 |
排水管の位置 | 洗面ボウルの排水口と排水管の位置を合わせる。 |
水栓の形 | 洗面ボウルとのcompatibilityを確認し、適切に設置できるかを確認する。 |
専門家への相談 | 必要であれば専門の業者に相談する。 |
掃除のしやすさも大切
洗面所は一日の始まりと終わりに使う場所であり、家族全員が頻繁に利用します。だからこそ、清潔さを保つための掃除のしやすさは、快適な暮らしを送る上で重要なポイントとなります。
洗面ボウルの設置方法にはいくつか種類がありますが、その一つにアンダーカウンター式があります。これは、カウンターの下に洗面ボウルを設置する方法で、すっきりとした見た目を実現できます。しかし、カウンターとボウルの間にどうしても隙間が生じてしまいます。この隙間は、水滴や石鹸カス、更には埃などが溜まりやすく、放っておくと水垢や黒ずみといった頑固な汚れに変化してしまいます。こまめな掃除が必要になるだけでなく、掃除にも手間がかかってしまいます。隙間を埋めるコーキング処理は、見た目を美しくするだけでなく、汚れの付着を防ぐ効果も期待できます。定期的にコーキングの状態をチェックし、劣化している場合は補修や打ち直しを検討しましょう。
また、洗面ボウルの形状も掃除のしやすさに大きく影響します。デザイン性の高い複雑な形状のボウルは、確かに目を引きますが、凹凸部分に汚れが溜まりやすく、掃除が大変です。汚れをしっかりと落とすためには、ブラシやスポンジを使い分けるなど、細かい作業が必要になります。一方、シンプルな形状のボウルであれば、表面が滑らかで拭き掃除もしやすく、短時間で綺麗にできます。
その他にも、洗面ボウルの材質も考慮する必要があります。陶器や人工大理石など、様々な材質がありますが、それぞれ汚れの落ちやすさや耐久性が異なります。日々の清掃の手間を少しでも減らすためには、材質の特性を理解し、自分に合ったもの選ぶことが大切です。
このように、洗面所を選ぶ際には、デザイン性だけでなく、掃除のしやすさという実用的な面にも目を向けることが大切です。快適で清潔な洗面所を保つためには、設置方法、ボウルの形状、材質などを総合的に判断し、最適なものを選びましょう。
項目 | 詳細 | メリット | デメリット | 対策・注意点 |
---|---|---|---|---|
洗面ボウルの設置方法 | アンダーカウンター式:カウンター下に洗面ボウルを設置 | すっきりとした見た目 | カウンターとボウルの間に隙間が生じ、汚れが溜まりやすい | コーキング処理で隙間を埋め、定期的に補修や打ち直しを行う |
洗面ボウルの形状 | 複雑な形状 | デザイン性が高い | 凹凸部分に汚れが溜まりやすく、掃除が大変 | ブラシやスポンジを使い分けるなど、細かい作業が必要 |
シンプルな形状 | 表面が滑らかで拭き掃除がしやすい | – | – | |
洗面ボウルの材質 | 陶器、人工大理石など | 材質によって汚れの落ちやすさや耐久性が異なる | – | 材質の特性を理解し、自分に合ったものを選ぶ |
洗面化粧台との組み合わせ
洗面所を心地よく使いやすくするには、洗面化粧台との組み合わせが大切です。洗面化粧台は、洗面ボウル、鏡、収納棚が一体となったもので、洗面所で必要な機能をまとめて備えています。
洗面ボウルとカウンターの組み合わせ方次第で、洗面所の印象は大きく変わります。たとえば、カウンター下に洗面ボウルを設置する「アンダーカウンター式」は、見た目もすっきりとして、お手入れのしやすさも魅力です。カウンター上に物が置けるので、広々と使えます。また、洗面ボウルがカウンターに半分埋め込まれた「ハーフアンダーカウンター式」も人気です。ボウルの縁に水が溜まりにくく、掃除がしやすいのが利点です。
収納スペースも洗面所を使いやすくする上で重要なポイントです。洗面化粧台には、引き出しや扉付きの収納棚が付いているものが多く、歯ブラシや化粧品、タオルなどの洗面用具を整理整頓できます。限られた空間でも、すっきりと片付いた洗面所を保てます。
洗面化粧台の形状も様々です。壁に設置する壁付けタイプ、床に設置する据え置きタイプ、コーナーに設置するコーナータイプなどがあります。洗面所の広さや形状に合わせて最適なタイプを選ぶと、空間を有効活用できます。さらに、洗面化粧台の素材や色、デザインも多種多様です。木目調で温かみのあるもの、シンプルな白で清潔感のあるものなど、自分の好みに合ったものを選んで、洗面所をお気に入りの空間にしましょう。
近年は、小さな洗面所にも設置できるコンパクトな洗面化粧台も増えてきました。限られたスペースでも機能的で快適な洗面所を実現できるので、マンションやアパートなどの小さな住宅にお住まいの方にもおすすめです。
ポイント | 詳細 |
---|---|
洗面ボウルとカウンター | 洗面ボウルとカウンターの組み合わせで洗面所の印象が変わる。
|
収納スペース | 収納棚や引き出しで洗面用具を整理整頓できる。 |
洗面化粧台の形状 | 壁付けタイプ、据え置きタイプ、コーナータイプなど。洗面所の広さや形状に合わせて選ぶ。 |
洗面化粧台の素材・色・デザイン | 木目調、シンプルな白など、好みに合わせて選ぶ。 |
コンパクトな洗面化粧台 | 小さな洗面所にも設置可能。マンションやアパートにおすすめ。 |