シェルBOXで耐震リフォーム

シェルBOXで耐震リフォーム

リフォームを知りたい

先生、「シェルBOX」ってどういうものですか?リフォームする時に使うものですよね?

リフォーム研究家

そうだよ。シェルBOXは東建コーポレーションが作った耐震リフォームの商品なんだ。部屋の中に設置することで、大掛かりな工事なしで寝室などを地震に強くできるんだよ。

リフォームを知りたい

部屋の中に設置するんですか?工事は簡単なんですか?

リフォーム研究家

工事は部分的だから工期が短くて、普通は引っ越しも必要ないんだ。費用も抑えられるし、部屋の広さに合わせて色々な大きさがあるんだよ。地震が来ても安全な場所に簡単にできる、新しい耐震リフォームの方法なんだ。

シェルBOXとは。

東建コーポレーションが開発、製造、販売している『シェルボックス』という耐震リフォーム商品について説明します。シェルボックスは、既存の家の部屋の中に設置するだけで、大掛かりな工事をすることなく寝室などを地震に強くすることができます。工事は一部分だけで済み、工期も短く、通常は引っ越しする必要もありません。そのため、リフォーム費用を抑えることができるのが利点です。様々な大きさの部屋に対応しており、2畳から12畳までの大きさがあります。耐震のための骨組みと配置を変えることで、様々な部屋に対応しています。シェルボックスは、地震が起きた時に駆け込める安全な空間を簡単に作ることができる、新しい発想の耐震リフォームです。1981年(昭和56年)より前に建てられた家は、大きな地震でたくさん倒壊しました。シェルボックスは、地震に耐えられる家にリフォームするために開発された商品です。同じように地震に強い家にするための商品として、『プロシェルター』もあります。

手軽な耐震対策

手軽な耐震対策

近年、地震の多発により、家屋の耐震性への関心が高まっています。大きな工事を伴う耐震補強は費用も時間もかかり、なかなか踏み切れない方もいらっしゃるでしょう。そこでご紹介したいのが、手軽に耐震性を高める方法です。家具の固定や壁の補強など、比較的簡単な作業で、住まいの安全性を向上させることができます。

まず、家具の転倒防止は非常に重要です。大きな家具は地震の揺れで転倒し、住人に危害を加えるだけでなく、避難経路を塞いでしまう危険性もあります。家具を固定する方法はいくつかあります。専用の器具を使って壁や床に固定する方法や、滑り止めシートを敷く方法など、住まいの状況や家具の種類に合わせて適切な方法を選びましょう。食器棚や本棚など、中の物が飛び出さないように扉に留め具を取り付けることも有効です。

次に、壁の補強も効果的です。壁は建物の構造を支える重要な役割を担っています。壁材の強度を高める耐震金具を取り付けるなどの方法で、壁の耐震性を向上させることができます。特に筋交いと呼ばれる斜めの部材は、建物の変形を防ぐ効果が高いため、既存の壁に筋交いを追加する工事はおすすめです。

さらに、家の周りの安全確認も大切です。ブロック塀や門扉の老朽化は、地震による倒壊の危険性を高めます。定期的に点検し、必要な場合は補修や改修を行いましょう。

これらの対策は、大規模な工事と比べて費用を抑えながら、手軽に実施できます。できることから始め、家族の安全を守りましょう。安心して暮らせる住まいづくりのためにも、耐震対策への取り組みを検討してみてください。

対策 詳細
家具の転倒防止
  • 専用の器具を使って壁や床に固定
  • 滑り止めシートを敷く
  • 食器棚や本棚など、中の物が飛び出さないように扉に留め具を取り付ける
壁の補強
  • 壁材の強度を高める
  • 耐震金具を取り付ける
  • 既存の壁に筋交いを追加する
家の周りの安全確認
  • ブロック塀や門扉の老朽化を確認し、補修や改修を行う

工事期間の短縮

工事期間の短縮

家の改修工事を行う際、気になる点の一つに工事にかかる時間があります。工事期間が長引けば、それだけ日常生活への支障も大きくなり、費用もかさみます。その点、シェルボックスを用いた耐震改修工事は、従来の方法に比べて大幅に工期を短縮できるという大きな利点があります。

従来の耐震改修工事では、家の土台や柱、梁といった主要な構造部分に補強を施す必要がありました。そのため、大規模な工事となり、数ヶ月単位の期間を要することも少なくありませんでした。工事中は騒音や振動、ほこりなども発生し、近隣住民への配慮も必要となります。さらに、工事期間中は仮住まいが必要となるケースも多く、そのための費用や引っ越し作業の手間、仮住まいでの生活の不便さなど、様々な負担が生じていました。

一方、シェルボックスを用いた耐震改修工事では、部屋の中に箱状のシェルボックスを設置するだけで済みます。そのため、家の構造体に直接手を加える大規模な工事は不要です。まるで大きな家具を設置するような感覚で、短期間で耐震性を向上させることができます。工期の大幅な短縮は、日常生活への影響を最小限に抑えるだけでなく、仮住まいの必要性をなくし、費用負担や引っ越し作業の手間も軽減することに繋がります。また、騒音や振動、ほこりの発生も抑えられるため、近隣住民への負担も少なく、快適に工事を進めることができます。

このように、シェルボックスを使った耐震改修工事は、工期の短縮という点において、従来の方法に比べて大きなメリットがあると言えるでしょう。

項目 従来の耐震改修工事 シェルボックスを用いた耐震改修工事
工期 数ヶ月単位 短期間
工事内容 家の土台や柱、梁といった主要な構造部分に補強を施す大規模な工事 部屋の中に箱状のシェルボックスを設置するだけ
仮住まい 必要なケースが多い 不要
費用 高額(仮住まい費用なども含む) 低額
騒音・振動・ほこり 発生する 抑えられる
近隣住民への負担 大きい 少ない

費用を抑えたリフォーム

費用を抑えたリフォーム

住まいを長持ちさせるためには、定期的な手入れが欠かせません。しかし、いざリフォームとなると費用が気になり、なかなか踏み切れない方も多いのではないでしょうか。特に耐震リフォームは高額になりがちで、二の足を踏んでしまう方もいるかもしれません。

そこでおすすめしたいのが、費用を抑えつつも効果的な耐震性を確保できる「シェルボックス」という工法です。従来の耐震補強工事では、家の基礎部分から大規模な工事が必要となる場合が多く、どうしても費用がかさんでしまいます。一方、シェルボックスは既存の住まいに箱型の補強材を組み込むというシンプルな工法のため、従来の方法に比べて費用を抑えることができます。

シェルボックスの大きな魅力は、その費用対効果だけではありません。二畳ほどの小さな部屋から、最大で十二畳まで、様々な広さの部屋に対応できる柔軟性も兼ね備えています。部屋の形に合わせて組み合わせることもできるので、間取りを大きく変えることなく、耐震性を向上させることが可能です。

また、バリエーションも豊富に用意されているので、住まいのデザインや好みに合わせて選ぶことができます。内装に馴染むように色を選ぶこともできますし、収納スペースとして活用できるタイプもございます。耐震性を高めるだけでなく、空間を有効活用できるという点も、シェルボックスの魅力と言えるでしょう。

費用面だけでなく、施工期間の短さもシェルボックスのメリットです。従来の耐震補強工事では、数週間から数ヶ月かかることもありましたが、シェルボックスの場合は数日で工事が完了することもあります。工期が短いということは、それだけ生活への影響も少なく、費用を抑えることにも繋がります。

耐震リフォームは、住まいの安全を守る上で非常に重要です。シェルボックスは、費用を抑えながらも効果的な耐震対策を実現できる、魅力的な選択肢と言えるでしょう。まずは専門業者に相談し、ご自身の住まいに最適なプランを検討してみてはいかがでしょうか。

項目 シェルボックス 従来の耐震補強工事
費用 抑えられる 高額
工法 箱型補強材を組み込む 基礎部分から大規模な工事
対応範囲 2畳〜12畳
柔軟性 部屋の形に合わせて組み合わせ可能
バリエーション 豊富(色、収納スペースなど)
施工期間 数日 数週間〜数ヶ月

安全な空間の確保

安全な空間の確保

地震などの災害時、安全な避難場所の確保は、家族の命を守る上で何よりも大切です。シェルボックスは、まさにそのような緊急時の備えとして、大きな安心感を与えてくれます。

シェルボックスは、高い耐震性を誇る構造で設計されています。家屋が大きな揺れに襲われたとしても、シェルボックスはその堅牢さで、安全な空間を維持します。

特に、1981年より前に建てられた住宅は、現在の耐震基準に比べて低い基準で建てられているため、大地震への備えが十分とは言えません。築年数の経過とともに、建物の強度は低下していくため、より一層の注意が必要です。

このような古い住宅にシェルボックスを設置することで、万一の災害時にも安全な避難場所を確保することができます。家全体が倒壊の危険に exposed されていても、シェルボックスという強固なシェルターがあれば、家族の命を守る確率を格段に向上させることができます。

シェルボックスの設置は、建物の耐震性を補完し、安全性を高める効果的な方法と言えるでしょう。災害はいつ起こるか予測できません。だからこそ、日頃からの備えが重要です。シェルボックスは、家族の安全・安心を確保するための、心強い選択肢となるでしょう。

シェルボックスのメリット 詳細 対象
安全な避難場所の確保 高い耐震性を持つ構造で、災害時の安全な空間を維持 家族全員
古い住宅の耐震性を補完 1981年以前の耐震基準が低い住宅の安全性を向上 1981年以前に建てられた住宅
安心感の提供 災害への備えとして、精神的な安心感を得られる 住宅所有者

新しい耐震対策

新しい耐震対策

近年、地震に対する備えの重要性がますます高まっています。いつどこで大きな地震が発生するか分からず、大切な家族や財産を守るためには、事前の対策が欠かせません。「シェルボックス」は、従来の耐震工事とは異なる新しい発想に基づいた耐震対策商品です。

従来の耐震工事では、大規模な解体や補強が必要となる場合が多く、工事期間の長さや高額な費用がネックとなっていました。また、工事中の生活への影響も無視できません。シェルボックスは、住居全体ではなく、個々の部屋を箱型の構造体で覆うという画期的な方法を採用しています。

この箱型の構造体は、地震の揺れを吸収し、建物へのダメージを軽減する役割を果たします。例えるなら、頑丈な箱の中に大切なものを保管するようなイメージです。これにより、家全体を補強する大規模な工事を行うことなく、手軽に耐震性を向上させることができます。

シェルボックスの導入には、工事期間の短縮、費用の抑制といったメリットもあります。従来の耐震工事と比較して、工期を大幅に短縮できるため、生活への影響を最小限に抑えることができます。また、費用も抑えられるため、より多くの方が耐震対策に取り組みやすくなります。

地震への備えは、万一の災害から家族の命と暮らしを守るために必要不可欠です。シェルボックスは、そのための手軽で効果的な手段の一つと言えるでしょう。安心・安全な暮らしを実現するために、シェルボックスの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

項目 シェルボックス 従来の耐震工事
工事規模 個々の部屋を箱型構造体で覆う 大規模な解体・補強
工事期間 短い 長い
費用 抑えられる 高額
耐震性 手軽に向上
生活への影響 最小限 大きい

その他の耐震商品

その他の耐震商品

地震大国と呼ばれる我が国において、住まいの耐震性は安心して暮らすための大切な要素です。建物の耐震性を高める方法は様々であり、ご自身の住宅の状況やご家族の構成、そしてご予算に合わせて最適な方法を選ぶことが重要です。東建コーポレーションでは、「シェルボックス」以外にも「プロシェルター」という耐震商品をご提供しています。

シェルボックスは、建物の基礎部分に設置する制震ダンパーの一種です。地震の揺れを吸収し、建物への負担を軽減する効果があります。建物の構造に大きな変更を加えることなく設置できるため、比較的費用を抑えながら耐震性を向上させることができます。

一方、プロシェルターは、既存の建物を補強するタイプの耐震補強工法です。壁や柱に炭素繊維シートなどを貼り付けることで建物の強度を高め、地震への抵抗力を向上させます。大規模な工事が必要となる場合もありますが、建物の構造によっては大幅な耐震性の向上が期待できます

どちらの方法がご自宅に適しているかは、建物の構造や築年数、そしてご家族の求める耐震性能によって異なります。専門家による綿密な調査と診断に基づいて、最適な耐震対策を選ぶことが大切です。東建コーポレーションでは、専門のスタッフがお客様のご自宅の状況を丁寧に確認し、最適な耐震商品をご提案いたします

耐震対策は、地震による被害を最小限に抑え、大切な家族と住まいを守るための備えです。地震がいつ起こるか分からないからこそ、事前の対策が重要になります。シェルボックスやプロシェルターといった耐震商品を活用することで、より安心で安全な暮らしを実現できるでしょう。お気軽にご相談ください。

項目 シェルボックス プロシェルター
種類 制震ダンパー 耐震補強工法
設置方法 基礎部分に設置 壁や柱に炭素繊維シートなどを貼り付け
効果 地震の揺れを吸収し、建物への負担を軽減 建物の強度を高め、地震への抵抗力を向上
工事規模 比較的小規模 大規模な場合も有り
費用 比較的安価 高価な場合も有り
耐震性向上 中程度