キッチンに欠かせないカップボード選び

キッチンに欠かせないカップボード選び

リフォームを知りたい

先生、「カップボード」って食器棚のことですよね?システムキッチンに組み込まれていることが多いって聞きましたが、普通の食器棚とは何が違うんですか?

リフォーム研究家

良い質問だね。確かにどちらも食器をしまうものだけど、大きな違いは素材と設置方法だよ。カップボードは、システムキッチンと同じ素材で作られることが多く、キッチン全体との統一感を重視しているんだ。そして、システムキッチンと一緒に設置されるので、まるで初めからそこにあったかのように、キッチンに馴染むんだよ。

リフォームを知りたい

なるほど。素材と設置方法が違うんですね。ということは、後から設置するのは難しいんですか?

リフォーム研究家

そう、後から設置することもできるけど、システムキッチンとピッタリ合わせるには、設置場所のサイズをきちんと測ったり、素材を合わせたりと、少し工夫が必要になるね。最初からシステムキッチンと一緒に設置するのが一番簡単で見た目も綺麗なんだ。

カップボードとは。

台所の食器棚についてお話します。食器棚は、木の板やステンレスなど、台所のほかの部分と同じ材料で作られることが多く、システムキッチンに組み込まれていることが多いです。これは、家を作る時や、家を新しくする時に考えることです。

食器棚の種類

食器棚の種類

食器棚を選ぶ際には、まず種類を把握することが大切です。大きく分けて、壁に埋め込む造り付け食器棚と、床に置いて使う据え置き食器棚の二種類があります。その他に、壁に固定する吊り戸棚もございます。それぞれの食器棚の特徴を詳しく見ていきましょう。

まず、造り付け食器棚は、システム台所の一部として設置されることが多く、台所全体との統一感を出しやすいことが特徴です。まるで備え付け家具のように、壁面にぴったりと収まるため、見た目もすっきりとして空間を広く見せる効果も期待できます。また、収納量も豊富に確保できるため、たくさんの食器や調理器具を収納したい方に最適です。ただし、一度設置すると移動が難しいため、将来的な模様替えなどを考慮する必要があります。

次に、据え置き食器棚は、配置換えが容易であることが大きなメリットです。生活スタイルの変化や模様替えに合わせて、自由に移動させることができます。また、デザインや大きさ、材質も多種多様で、自分の好みに合わせて選ぶことができます。そのため、様々なインテリアスタイルに合わせることが可能です。価格帯も幅広く、予算に合わせて選ぶことができる点も魅力です。ただし、造り付け食器棚に比べると、どうしても壁との間に隙間が生じてしまうため、掃除がしにくい場合もあります。

最後に、吊り戸棚は、壁面に固定するタイプの食器棚です。床面積を取らないため、狭い台所でも空間を有効活用できます。吊り戸棚を設置することで、収納力が格段に向上し、調理スペースも広々と使えます。地震の揺れで食器が落下しないように、扉に耐震ラッチが付いているものを選ぶと安心です。

このように、食器棚には様々な種類があります。台所の広さや使い勝手、収納したい物の量、そしてインテリアスタイルなどを考慮して、自分にぴったりの食器棚を選びましょう。

種類 メリット デメリット
造り付け食器棚
  • システムキッチンとの統一感
  • 見た目すっきり、空間広く
  • 収納量豊富
  • 移動が難しい
据え置き食器棚
  • 配置換え容易
  • デザイン、大きさ、材質多様
  • 価格帯幅広い
  • 壁との間に隙間が生じ、掃除がしにくい場合あり
吊り戸棚
  • 床面積を取らない
  • 収納力向上
  • 調理スペース確保
  • 耐震対策必要

材質の選び方

材質の選び方

食器棚を選ぶ際、材質は重要な要素です。見た目の印象だけでなく、耐久性、お手入れのしやすさ、そして価格にも影響します。それぞれの材質の特徴を理解し、ご自身の生活様式や好みに合った食器棚を選びましょう。

まず、木材は、温かみのある雰囲気を醸し出し、空間を柔らかな印象にします。木の種類によって様々な色や木目が楽しめるのも魅力です。落ち着いた雰囲気のキッチンを作りたい方におすすめです。しかし、木材は水に弱いため、水滴や汚れが付着した場合は、すぐに拭き取る必要があります。また、定期的なお手入れも必要です。

次に、ステンレスは、清潔感があり、モダンな印象を与えます。水や汚れに強く、耐久性にも優れているため、長く愛用できます。お手入れも簡単で、さっと拭くだけで清潔に保てます。忙しい方や、衛生面に気を遣う方に向いています。特に、ステンレス製のキッチンと組み合わせると、統一感のあるスタイリッシュな空間を演出できます。

鏡面仕上げの食器棚は、光沢のある表面が美しく、高級感を演出します。空間を明るく広く見せる効果もあります。汚れも目立ちやすく、拭き掃除もしやすいため、清潔な状態を保ちやすいでしょう。ただし、指紋や油汚れが目立ちやすいという点には注意が必要です。

メラミン樹脂化粧板を使用した食器棚は、傷や汚れに強く、お手入れが簡単です。様々な色や柄のものが available なため、キッチンの雰囲気に合わせて選ぶことができます。比較的安価なものも多く、コストを抑えたい方にもおすすめです。

このように、食器棚の材質にはそれぞれメリットとデメリットがあります。ご自身のライフスタイルやキッチンの雰囲気、そして予算に合わせて最適な材質を選びましょう。例えば、小さなお子様がいるご家庭では、汚れに強くお手入れが簡単なメラミン樹脂化粧板やステンレスが適しています。落ち着いた雰囲気を重視する場合は、木材を選ぶと良いでしょう。それぞれの材質の特徴をしっかりと理解し、後悔のない食器棚選びをしてください。

材質 メリット デメリット おすすめポイント
木材 温かみのある雰囲気、様々な色や木目 水に弱い、定期的なお手入れが必要 落ち着いた雰囲気のキッチンにしたい方
ステンレス 清潔感、モダンな印象、水や汚れに強い、耐久性が高い、お手入れ簡単 忙しい方、衛生面に気を遣う方、ステンレス製のキッチンと組み合わせる
鏡面仕上げ 光沢のある表面、高級感、空間を明るく広く見せる、汚れが目立ちやすく掃除しやすい 指紋や油汚れが目立ちやすい
メラミン樹脂化粧板 傷や汚れに強い、お手入れ簡単、様々な色や柄、比較的安価 小さなお子様がいる家庭、コストを抑えたい方

サイズの確認

サイズの確認

新しい食器棚を選ぶ際には、設置場所の寸法を測ることが何よりも大切です。せっかく素敵な食器棚を見つけても、設置場所に入らなかったり、使い勝手が悪かったりしては意味がありません。購入前に、設置場所の状況をしっかりと確認しましょう。

まず、食器棚を置く場所の幅と奥行き、そして高さを正確に測りましょう。メジャーを使って、設置場所の壁から壁まで、床から天井までを測ります。このとき、壁の凹凸や梁なども考慮に入れて、実際に食器棚を設置できるスペースを把握することが重要です。食器棚のサイズが大きすぎるとキッチンが狭くなり、動きにくくなってしまいます。作業スペースを十分に確保できるよう、食器棚のサイズとキッチンの広さのバランスを考えましょう。小さすぎる食器棚を選んでしまうと、せっかくの収納スペースが足りず、食器が収まりきらなくなってしまいます。

食器棚の扉の開閉スペースも忘れずに確認しましょう。扉が壁や他の家具にぶつからずにスムーズに開閉できるか、十分なスペースがあるか確認することが大切です。特に、冷蔵庫や電子レンジなどの近くに食器棚を設置する場合は、扉同士が干渉しないように注意が必要です。食器棚の扉の種類も考慮に入れましょう。開き戸の場合は、扉の可動域をしっかりと確保する必要があります。引き戸の場合は、開き戸に比べて開閉スペースが少なくて済みますが、食器棚の横にスペースが必要です。

コンセントの位置も事前に確認しておきましょう。食器棚の中に炊飯器や電子レンジなどを置く場合は、コンセントの位置と数が足りているか確認が必要です。延長コードを使用する場合も、コードが邪魔にならないように配置を考えましょう。

これらの点を踏まえることで、キッチンにぴったりの食器棚を選び、快適な空間を作ることができます。

項目 詳細
設置場所の寸法測定 食器棚を置く場所の幅、奥行き、高さを正確に測る。壁の凹凸や梁も考慮する。
扉の開閉スペース 扉がスムーズに開閉できるスペースを確保する。壁や他の家具との干渉に注意。開き戸と引き戸で必要なスペースが異なる。
コンセントの位置 食器棚内に電化製品を置く場合は、コンセントの位置と数をチェック。延長コードの使用も考慮。

収納力

収納力

食器棚は、単に食器をしまう場所ではなく、調理器具や食料品の保管場所としても活用できます。そのため、収納力は食器棚選びで最も大切な点の一つです。家族の人数や食器の量、他に何を収納したいのかを考え、必要な収納力を持つ食器棚を選びましょう

まず、引き出しの数や棚の高さ、奥行きを確認しましょう。棚の奥行きが深すぎると奥の物が取り出しにくくなるため、手の届く範囲で出し入れしやすい奥行きを選びましょう。また、棚板の高さが調節できる可動式棚板は、収納物に合わせて高さを変えられるため、空間を無駄なく活用できます。背の高い瓶や大きな鍋なども、棚板の位置を変えることで収納できるようになります。

食器棚を選ぶ際には、扉の有無も重要な要素です。よく使う食器はすぐに取り出せるようにオープン棚に、見せたくないものやお客様用の食器は扉付きの棚にしまうなど、オープン棚と扉付きの棚を組み合わせることで、見た目もスッキリと使い勝手もよくなります。オープン棚にはお気に入りの食器を飾るなど、見せる収納を楽しむこともできます。

さらに、キッチン全体の収納も考えて食器棚を選びましょう。他に収納家具がある場合は、食器棚に収納する物を絞り込むこともできます。反対に、収納が少ない場合は、食器棚に多くの物を収納できる大容量のタイプを選ぶとよいでしょう。キッチン全体のバランスを見ながら、最適な食器棚を選び、快適な調理空間を作りましょう。

食器棚選びのポイント 詳細
収納力 家族の人数や食器の量、他に何を収納したいのかを考え、必要な収納力を持つ食器棚を選びましょう。引き出しの数や棚の高さ、奥行きを確認しましょう。棚の奥行きが深すぎると奥の物が取り出しにくくなるため、手の届く範囲で出し入れしやすい奥行きを選びましょう。棚板の高さが調節できる可動式棚板は、収納物に合わせて高さを変えられるため、空間を無駄なく活用できます。
扉の有無 扉の有無も重要な要素です。よく使う食器はすぐに取り出せるようにオープン棚に、見せたくないものやお客様用の食器は扉付きの棚にしまうなど、オープン棚と扉付きの棚を組み合わせることで、見た目もスッキリと使い勝手もよくなります。オープン棚にはお気に入りの食器を飾るなど、見せる収納を楽しむこともできます。
キッチン全体の収納 キッチン全体の収納も考えて食器棚を選びましょう。他に収納家具がある場合は、食器棚に収納する物を絞り込むこともできます。反対に、収納が少ない場合は、食器棚に多くの物を収納できる大容量のタイプを選ぶとよいでしょう。キッチン全体のバランスを見ながら、最適な食器棚を選び、快適な調理空間を作りましょう。

価格

価格

食器棚を選ぶ際、価格は重要な要素です。予算に合わせて最適な食器棚を選びましょう。大きく分けて三つの価格帯があり、それぞれに特徴があります。

まず、低い価格帯の食器棚は、比較的購入しやすい価格設定です。装飾が少なく、機能も必要最低限のものに絞られています。そのため、費用を抑えたい方に適しています。限られた空間を有効活用したい場合や、シンプルな見た目で統一したい場合にもおすすめです。

次に、中間の価格帯の食器棚は、様々な種類から選ぶことができます。デザインや機能のバリエーションが豊富なので、自分の好みに合った食器棚を見つけやすいでしょう。収納力や使い勝手、見た目の美しさなど、バランス良く備わっていることが特徴です。価格と機能のバランスを重視する方におすすめです。

最後に、高い価格帯の食器棚は、上質な材料を使って丁寧に作られています。そのため、丈夫で長持ちするのが特徴です。また、洗練された見た目や優れた機能性を備えていることも多く、使い心地も抜群です。長い間使い続けたい方や、高品質なものを求める方におすすめです。

食器棚を選ぶ際には、価格だけでなく、使い勝手や収納力、お部屋との調和なども考慮しましょう。設置場所の寸法を測り、必要な収納量を把握しておくことも大切です。家族構成やライフスタイルに合った食器棚を選ぶことで、快適な暮らしを実現できます。

価格帯 特徴 メリット デメリット おすすめ
低い 装飾少なめ、機能最低限 費用を抑えられる、シンプル 機能が少ない、耐久性低い場合も 費用を抑えたい、シンプルさを求める
中間 種類豊富、デザイン・機能◎ バランスが良い、選択肢が多い 価格が安いわけではない 価格と機能のバランスを求める
高い 上質素材、丈夫、高機能 耐久性が高い、使い心地が良い 高価 高品質、長期使用

配置

配置

台所の使いやすさを大きく左右する食器棚の配置は、家事の効率を向上させるための重要なポイントです。冷蔵庫、流し、調理台の配置との関係を深く考え、作業の流れがスムーズになるように配置を工夫しましょう。

食器棚を流しの近くに配置することで、食器の出し入れや洗い物が格段に楽になります。洗った食器をすぐに片付けられるため、水切りかごを使う手間も省け、作業台も広く使えます。また、冷蔵庫の近くに配置すれば、食品の出し入れがスムーズになり、調理中の動線を短縮できます。例えば、調味料やよく使う食材を冷蔵庫近くの食器棚に収納しておけば、調理中に冷蔵庫と作業台を何度も往復する必要がなくなり、時間の節約につながります。

さらに、台所全体の見た目にも配慮することで、より快適な空間を作ることができます。食器棚の色やデザインが、台所全体の雰囲気と調和しているか、大きさや形が空間を圧迫していないかを確認しましょう。例えば、壁の色と似た色の食器棚を選ぶことで、空間に統一感が出て広く感じられます。また、背の低い食器棚を選ぶことで、視界が広がり、圧迫感を軽減できます。

窓からの光を遮らないように配置することも、明るく快適な台所を作る上で大切です。窓際に背の高い食器棚を配置すると、光が遮られ、台所全体が暗くなってしまうことがあります。窓からの光を最大限に取り入れるために、窓の近くに背の高い家具を置かない、どうしても置く場合は、光を遮らない高さや奥行き、素材の食器棚を選ぶなどの工夫をしましょう。

これらの点を考慮しながら食器棚を配置することで、機能的で美しい、そして快適な台所を実現できます。

配置ポイント メリット 具体例
流し/シンクの近く 食器の出し入れや洗い物が楽
水切りかご不要
作業台を広く使える
洗った食器をすぐに片付けられる
冷蔵庫の近く 食品の出し入れがスムーズ
調理中の動線を短縮
時間の節約
調味料やよく使う食材を収納
見た目にも配慮 快適な空間を作る 壁の色と似た色の食器棚
背の低い食器棚
窓からの光を遮らない 明るく快適な台所を作る 窓の近くに背の高い家具を置かない
光を遮らない高さや奥行き、素材の食器棚